父との色々…思い出しながら、その時々の感情がよみがえります
2008年6月上旬
私の結婚式を控えていました
父は当時、お粥と軟菜を摂取していたと思いますが、経口摂取はだけでは足りず、摂取量に応じて経腸栄養を入れている日々。
なので、私の結婚式には退院が間に合わず、前後で2泊外泊をする形で、式への出席となりました
担当のプランナーさんに、控室は父が休める環境を整えて欲しいことをお願いし、快諾していただけました
当日はリハーサルがあり、新婦の父は式場に早く来るように言われましたが、術後の体力のない父にとっては長い1日なので、とりあえず、チャペルの入場は父が到着したら、確認する程度で、主人と私だけで済ませることにしました
結婚式前日
私が父を病院に迎えに行き、行きつけの理容室でカットと髭剃りをしてもらい。
家では兄と妹一家で食卓を囲み、独身最後の夜は、家族と自宅で過ごしました
結婚式当日
朝早く式場に向かうことになりますが、両親はすでに起きており、私を見送ってくれました
父「幸せに暮らせよ」
母「結婚は大変なことばかりじゃないからね。でもどうしても辛くなったら、帰って来なさい」
結婚前に主人の親に振り回され、疲れ気味だった私
親元を離れる寂しさや、義理親の色々、当時の抱えていた複雑な思いを慮ってくれ、逃げ道もちゃんと作った上で送り出してくれました
ちなみに結婚前後はみんな抱えている色々だと思うので、自分が特別とは思っていません
父は挙式ではしっかりとチャペルを歩いてくれて、披露宴では父の体力を心配し、母がしっかり手を握り、支えながら、あいさつ回りをしてくれました
両家の挨拶の時は、途中から椅子に座り、お見送りも車椅子を使いましたが、一度も控室に行くこともなく、最後まで頑張ってくれました。
私はそのまま2次会でしたが、3次会は少し抜け出し、自宅に父の様子を見に帰宅しました。
父は体調不良になることもなく、笑顔で迎えてくれました
療養中にも関わらず、特別な日に、父親としての役目をしっかり果たしてくれたこと
私にとって自慢の父です
私も今、がん治療中ですが、親としての役目はまだまだこれから
天国の父に胸を張って会えるよう、しっかり生き抜いてみせます