前回のアロマテラピーの醍醐味に続き

今回は中医学の守備範囲の広さについて
書いてみたいと思います。







我が家の朝の

よくある風景については

以前書きました↓







娘が

課題が間に合わない

宿題が終わらないなどで

プチパニックに陥っている時に



我が家のワンコは

人知れず不安になって

こっそりキッチンの隅に

逃げ込んでいるという

あの話です。







今日はその時の

私の状態を例にとりますね。






この時私は...

なるべく心を落ち着けて

好ましくない感情が

湧き上がらないように

しているわけですが



やっぱり

私の体も少なからず
そのストレスを
敏感に感じとっていて


なんとかバランスを
取ろうとして

ある状態を起こします。













ため息


をついているんですね、気づくと。


何度も。









この時の私は

中医学的には

いわゆる「気滞」と言って
「気」が滞っている状態です。






本来
体内をスムーズに流れるはずの気が
(この場合はストレスから)滞ってしまい

その停滞した気を放とうとして
ため息が出ているわけです。




「気滞」の人には...

他にも

鬱状態・精神不安
食欲不振
胸がつかえる
生理不順



などの症状が
見られるかもしれません。







皆さんは

もしもこれらの症状が現れたら

どうしますか?






それぞれの症状に合わせて

心療内科
内科
婦人科  などに


かかる場合もあるかもしれません。



そして恐らく、その場合は

それぞれの病院で
別々のお薬を出されるわけですよね。







一方

中医学であれば
どうでしょう?



それぞれの症状は
この場合「気滞」という状態が
引き起こしているわけなので



まずはお薬に頼らず
「気」を巡らせる食材を摂ることで
改善を目指します。


例えば

玉ねぎ
らっきょう
柑橘類
グリーンピース
ジャスミン茶
蕎麦

などを積極的に摂るわけです。





漢方薬を処方してもらうのも
ひとつでしょう。



この場合も出されるお薬は


「気」の流れを改善するお薬
一種類のみです。



そして

中医アロマトリートメントであれば

「気滞」を改善する精油をメインに使って
特に弱い部分に働きかけながら
全身のマッサージをします。




こんな風に


さまざまな症状の原因となっている

自身の体質の偏りそのものを

軌道修正することで

一度に全ての症状の改善を
目指すわけです。
 






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これは漢方薬の処方に使われる生薬です。








実際のところは

体質診断は

これほど
シンプルな例は少ないかもしれません。
 

(例えば、生理不順があるからと言って 
その原因が必ずしも原因が
気滞によるものだと言うことでもありません)



そして

全ての不調に
漢方薬が万能だと言う話でも
ありません。



漢方薬ではなく西洋医学に頼るべき状況が
たくさんあることも事実です。




でも一方で

不定愁訴と呼ばれるような症状で

お悩みのことがあれば


中医学は

大きな助けになってくれることも

多いのです。










胃下垂や消化器系の不調に悩んでいる方が
中医学のケアを受けたら
ブルドッグフェイスが
すっきりした!




などなど

もしかしたら

思いがけない
副産物だって


あるかもしれません。










Liang


金谷有子




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中医学をベースにしたアロマトリートメントや
クラフト作りをしています。




おいでいただいた方の体質や体調にあった
食べ物や養生についてもお知らせしています。