彼が最近ハマっていると言うTBS系のドラマ「アンチヒーロー」
https://www.tbs.co.jp/antihero_tbs/
テレビドラマを見るのは『半沢直樹』以来だと言う彼が「めっちゃ面白い!久々にドラマにハマったわ。」と絶賛してたので、見ることにした。
元検察官で弁護士の主人公(長谷川博己)が、常識を覆す裁判を通して検察、政治家、司法の闇を次々と暴く物語。
彼は法律に詳しいから、出てくる法律用語の意味もよくわかるので面白いらしい。。。一方、アホな私は(笑)難しい法律用語にチョットナニイッテルカワカラナイ場面が度々登場するけど(笑)主人公の言葉には気付かされる場面が多い。
1番印象に残ってるシーンは第二話で殺人犯の証拠を偽装した検察を裁判中に糾弾する場面で主人公の長谷川さんが放ったセリフ。ちょっとネタバレします(汗)
「皆さんも経験ありませんか?
全体が作り上げた考えを前に、
自分自身を捻じ曲げてしまった経験が。
生活のため。家族のため。
感情を押し殺すしか無い。
こうだと決められているものにはなかなか反対しにくいものではないですか?
残念ながら今の日本はまだそんな社会です。」
更に2話の最後で殺人犯(岩田剛典)を無罪にした主人公に疑念を抱いた後輩弁護士(北村匠海)が
「先生の正義がどこにあるのか僕には分かりません。。。」
と言ったシーン。それに対して主人公(長谷川)が
「正義ね、、、、正義とは何なんだろうね。。。。
例えば大切な家族が目の前で男に殺されそうになっている。でもその男を殺せるナイフを自分が持っている。君はその男を殺すか?
やむおえず人を殺した者。
殺意を持って人を殺そうとしたができなかった者。
罪が重いのはどっちだろうねぇ。。。」
なんだか色々と考えさせられた。
彼と出会って色々なことに気づくまでは私も、
これが正しい。これが正義。
これが常識。こうするのが(こう考えるのが)普通。
そうやって自分の本当の意思を尊重する前に自分の考えを捻じ曲げていたように思う。
自分の考えと思っていたもの(思い込んでいたもの)は世の中が作り上げたものだった。彼と出会って自分としっかり向き合えるようになってから、ようやくそのことに気付けた。
世間様からズレないように。浮かないように。
本当の自分を押し殺して、他人に合わせて。
それで安心しようとしていた。
でもそれは自分の本当の生き方ではなかったなぁ、、、と。とりあえず人と同じことをしていたら自分の人生に責任を取らなくていい。でも特に面白くも無い。今までの私は他人ばっかりに目を向けて、自分の人生を生きてはいなかった。自分の人生なのだ。本当は誰に合わせる必要もなければ、遠慮する必要もないのだ。でも同時にそれは人生を誰のせいにもできないと言うこと。自分の人生を責任持って生きるということだ。
そして自分の正義を押し付けることの無意味さ。
そしてその正義は人によって違うこと。にも気付かされた。
今まで常識だ(こうしなければならない)と思い込んでいたことは世間が作り上げたものだ。
果たしてそれらは全て正しいのか?
正義なのだろうか。。。?
多様性の時代と言いつつ、異物(少数派)は排除しようとする傾向は社会全体としても小さなコミュニティにしてもまだまだ根強く残っているように思う。。。
こう言ったドラマや音楽を通して、たくさんの人が自分を捻じ曲げることなく、まっすぐに自信を持って自分自身や考えを表現できる世界が広がるといいなぁ、なんて思ったのでありました。
このドラマ,気になる方は現在Netflixで全話配信中ですよ〜
今日も最後までお読みいただきありがとうございます
では〜⭐︎
龍希