息子の課外活動の報告を夫にすると、
夫は
「彼は ミスター ジヘスペですからね」
などと言い出した。
ちなみに診断は貰っていない。
医者曰く、
家族が粛々とするべきことをしていて、
周りの環境も息子のことをよく見ていてくれていて、
息子らしくスクスク育っているから、
今は診断の必要はない状況とのことだ。
息子を「ミスター ジヘスペ」などと言う夫に、
「そんな一言で片付けるな!
あなただって 私服は全部ユニクロだし、仕事着はタカキューで全部揃えて、特性丸出しじゃないのか?」
と文句を言った。
「私の場合は、悩まないで済む合理性からきていることで、そうとは限らない」
と反論された。
そんな夫だが、
夫と義父は息子にとっての最大の理解者だ。
私は日常に追われて、息子の話を聞いてあげられない。
息子の話は、くだらないからだ。
いや 息子の中では大事なことなんだとわかってる。
ごめん ポケモンGOの属性が二つあるポケモンの進化先で、属性が変わったり、地方で属性が変わったりすることが何故起きているのか?
フェアリーのマークを描きたいけれど上手く描けなくて泣いているとか、
洗い物残ってるのに、公文の宿題見て、歯磨きさせてる母に求められてもキツイ。
夫がゲームの手を止めて話を聞いてくれる。
じーさんと二人でニューブロックの大作を作ったりしている。工作が大好きだ。
糸鋸で発泡スチロールをガリガリやっている。
母にはその技はない。
息子の特性は息子そのものだから、
発達障害という言葉は気にならなくなってきた。
それが夫がいう
「ミスター ジヘスペ」
なのかも知れない。
そして私は「ミスター ジヘスペ」と聞いて、
ミスター ビーンを思い出した。