幕末の富山売薬の話、
3巻を読んだ。
面白かった![]()

この表紙がすごく良い
富山売薬は政治や世界情勢に
振り回されっぱなしで、
本当に大変だったんだな。
政治の動向で、富山の薬の材料が
どこでどう仕入れたらいいのかが
変わるし変えなきゃならないから、
神経を研ぎ澄ましていた。
園田矢之助との会話は
いつもかなり良い![]()
水戸の天狗党の処刑あたりから
川上弥一の言動に怒りとかがあって、
読んでると苦しくなった。
けどこれは、後半に弥一が
鬱状態になったことで納得した。
身体とメンタルの疲れが
出始めていたんだな。
弥一は、急に“魔”が下りてきて
感動する心を奪っていくと話していた。
虚無感や何もしたくなく、
その“魔”が身体から出ていかない、と。
耳と目をふさいでうずくまったり
ぼーっとして動かなかったりと、
様子がおかしい弥一を皆が心配する。
弥一が治らないまま、
この巻は終わった。
めっちゃ続きが気になる終わり方。
弥一はずっと走ってきたから、
立ち止まるときなんだろうな。
あと、古着屋のせいさんが
実は神道無念流の免許皆伝で、
旧幕府側で戦って会津で亡くなっていた。
お松さんは真実を知って辛いな。
まさか死んでたなんて…。
人って心の中で何を思っているのか
分からないものだなと思う。
それと瀧善三郎の名は無かったけど、
神戸のことが少しだけ書かれていた。
『夏鶯』を読んだばかりだから、
ほんの2ページほどの事にしみじみ来る。
瀧善三郎の切腹が
日本を救ったというのは
本当なんだな。
3巻も面白かった!