神々の国の首都チ―ムです!
語り  新井純
チェロ 大島純 ヴァイオリン 安倍由美子
作曲ピアノ 岩間麻里
 
「その旅は古事記から始まった 神々の国の首都松江へ 暮らしの奏でるざわめきに日本人の生命(いのち)の音楽を聴く」公演フライヤー文より
 
八雲シリーズ4回目にして初めて独立した4楽章の弦楽組曲が生まれました。
まだ床の中でまどろむ八雲の耳になにやら重い音が響いてきます。
「その間の規則正しさといい、包み込んだような音の深さといい、音が聞こえるというよりも、枕を通して振動が感じられるといった方がふさわしい。その響きの伝わり方は、まるで心臓の鼓動を聴いているかのようである。それは米をつく、重い杵の音であった」本文より
 
大気のゆらぎが匂いたつような描写へと続きます。
鶯の鳴き声、柏手の描写も曲中に盛り込まれています。ぜひ、お聴きください。