今回は他のゼミ生と仮囲いの装飾について話し合ったこ時についてまとめました。


まず原点に立ち返って、私たちが仮囲いを装飾する目的から考えました。その目的は、仮囲いによる物質感や閉塞感を軽減し、華やかさをプラスすることと、そこを通る人たちに楽しんでもらうことです。

それは地域に関連のある親しみやすいモチーフをカラフルに表現することで、達成できるのではないかと考えました。


次に私が個人的にやりたいことを考えました。ひとつ目は子どもたちと協力すること、ふたつ目はゴミを使うことです。

環境問題が深刻化している中で、何か作品をつくるにしても新しいものからでなくてはいけないということはないし、逆にそれぞれの素材の持つ個性が作品に活きるという面白さを私自身も子どもたちにも実感して欲しいと思ったからです。


ゴミになってしまうものを使って、子どもたちと一緒に作ることができるものを議論したところ、私たちが決めたモチーフを模った台紙に、素材を切って貼ることでモザイクアートを作るという案が出ました。

素材に関しては、ビニール傘やペットボトルキャップ、古紙など、様々な案が出ましたが、布がいいのではないかということになりました。その理由は洋服などは多種多様な色があることに加え、捨て方に困りやすいものでもあるからです。


そこでもうひとつ課題が浮き上がりました。

これでは作る側は楽しいかもしれないが、見る人にとっては、ただ見るものになってしまうということです。

元々トリックアートにするということで話は進んでいましたが、トリックアートには大きな欠点がありました。それは2人以上いないと体験することができないというところです。

これを解決するために、探し絵要素を追加するという案が出ました。これは指定されたオブジェクトと同じものを絵の中から探すという仕掛けです。これを追加することによって、1人でもそれ以上でも子どもから大人まで遊ぶことができます。


一旦今までのことをまとめます。

【装飾をする目的】

・仮囲いによる物質感や閉塞感を軽減し、華やかさをプラス

→カラフル

→親しみやすいモチーフ

・地域の人に喜んでもらう

→地域に関連したモチーフ


【私がやりたいこと】

・環境負荷の少ないやり方で作品を作る

→古着をカットしモザイクアート

・子どもたちと協力

→大和町の小中学生を対象にWSを開催

・見るだけではなくユーザーもアクションが必要な仕掛け

→探し絵(指定されたオブジェクトと同じものを探す)


【モチーフの提案】

泉区指定の〇〇

・鳥:キジ

(私一推し羽が鮮やかで色んな色があるから)

・花:スイセン→花言葉:希望、上品

・木:松

泉ヶ岳に群生するミズバショウ

→花言葉:美しい思い出、変わらぬ美しさ


全てまとめますと、私が仮囲いの装飾のために作りたいものは『大和町の子どもたちと一緒にいらなくなった洋服を小さく切って貼ってモザイクアートで色をつけた泉区の鳥のキジ』です!!!