タブレット2
アメンティーのホール
彼は歩を進めて、光の子たちの諸秘密にて充満せる多くの大なる区域にと われを導けり。それらの諸秘密は人がみずから光の太陽となるまで決して知り得ざるものなり。それより彼はもとに戻りて"光のホール"の光の中にと われを導けり。さればわれ、上なる諸サイクルよりの"すべての主ら"、偉大なるマスターらの前にひざまづけり。
その時、主、偉大なる力のことばもて曰く
「汝はアメンティーの諸ホールへの出入り自由となされたり。
汝、人の子らの間における汝の働きを選ぶべし。」
その時われ答えて言えり。
「おー、偉大なる聖師(マスター)よ、われを、人々を前進向上させ、彼らもまた人々の中の光たらん様に導くところの教師たらしめたまえ」
その時、主の声われに言えり。
「行け、汝の意の如く。そが天意であれかし。汝は汝の運命の支配者なり。汝の意志によりて斥くるも とるも自由なり。
汝、力をとれ。汝、智恵をとれ。人の子らの内にて光として輝くべし」
その時、われ再び人の子らの中に住み、わが智恵の若干を示し、教え、人々の中の火、光の太陽とならんため、"住者"われを上にと導きたまいぬ。
われ 今再び夜の暗黒の光を求めて下方への道を降らん。
汝、わが諸記録を保ち、守護すべし。
そは人の子らの導きとならん。
(出典)
『エメラルドタブレット』
アトランティス人トート著
M・ドリール博士編
林 鐡造 訳
(霞ヶ関書房)