今日は、ココロノマルシェにいただいたご相談に回答させていただきます。

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  職場でのイライラを解決したい(ご相談文)

やまひろさん

 

小さい会社でバックオフィス業務をしている30歳男です。
職場でのイライラが尋常でなく、どうすれば良いかわからなくなったので相談させてください。

自分の会社は年功序列、トップダウンな古い体質です。そのため50代の上司や同僚と意見が衝突することが多く、その度に凄まじい怒りで大爆発しそうになります。
例えば、古い体質ゆえに若手が辞めてしまう現状があるので、新たな人材育成の制度を提案したところ、「必要ない」「やる意味がない」などと平気で言ったり、「やれるもんならやってみろ」と出る杭を打つことに必死なようで、もう散々です。

こちらも、最近は声を荒げたり、攻撃的な物言いになったりして限界がきております。そのせいか、雑談もしなくなって何となく孤立気味で、職場に行きたい気持ちが無くなってきました。

転職も考えているのですが、転職先でも同じことが起きる可能性もあるので、早めにこの怒りの問題を解決したいなと考えています。

自分なりに考えたところ、この怒りは自分を受け入れてもらえていない悲しみだと思っています。
そこからどのように自分を癒していけばいいのか、どうすればこの凄まじい怒りが消えていくのか、教えていただきたいです。
よろしくお願いします。

ココロノマルシェのご相談ページはこちらです。

 

 

  ここからがお返事です

やまひろさん、ココロノマルシェにご相談を寄せていただいて、ありがとうございます。

 

若手が辞めてしまう現状を憂いて改善策を提案するって

なかなかできることではないと思います。
日々の業務の中で、問題を感じることはあっても、その改善策を提案しようと考える人は少ないと思います。
上司に提案するとなると、上司にどう思われるか、まわりはどうかと考えて、そのままにしてしまうことの方が多いのではないでしょうか。

やまひろさんは聡明で、問題意識と情熱を持ってお仕事に取り組んでいる様子が伝わってきました。

 

>自分の会社は年功序列、トップダウンな古い体質です。そのため50代の上司や同僚と意見が衝突することが多く、その度に凄まじい怒りで大爆発しそうになります

 

強い感情を抑えるのも大変ですが、感情的な物言いや、攻撃的な物言いをしてしまうことにも罪悪感があるのではないでしょうか?
周りの反応が気になるのではないでしょうか?

ご自身でも限界がきているとお感じのようですが、私もそうだろうと思います。

 

このような状況のままで、やまひろさんに職場にいてほしくないとの思いから、なにか参考にしてもらえたらとこちらを書きました。

 

今回、やまひろさんは人材育成制度の例を出して下さいましたが、他にも50代の上司や周りと意見が衝突する事があったと言う事でしょうか?

もし、そうならば、

やまひろさんが、「何かを提案する。」

50代上司や周りが、「反対する。」

この関係性がパターンになっているかもしれませんね。

 

>自分なりに考えたところ、この怒りは自分を受け入れてもらえていない悲しみだと思っています。

 

そうですね。

「提案した内容が受け入れてもらえない。」事が

「自分自身が受け入れてもらえない。」になってしまったのだと思います。

 

提案内容がダメなら、

修正するなり、変更するなりすれば、

OKをもらえる可能性がありますが、

自分(人物)が受け入れてもらえない、

となると、その自分(人物)がすることは、

何をしてもOKをもらえる可能性は低いですものね。

余計、悲しくて八方塞がりのような気がしてきますね。

 

では、なぜ、やまひろさんが提案に自分を重ねてしまうのでしょうか?

 

「投影」はご存知でしょうか?

心の中を外の世界に映し出したもの

外に見える世界はすべて自分の内なる世界

 

人の心を見ていく時に、基礎となる考え方です。

 

やまひろさんの場合、ご自身の心の中にもともと、「自分は上司や同僚に受け入れられないかもしれない。」という思いがあり、その思いが、提案が却下されると言う現象になって現れたと私は考えます。

 

どうでしょう?

そう言われてピンときますか?

 

では、もともとの「自分は上司や同僚に受け入れられないかもしれない。」という思いは、

どこからきているのでしょうか?

 

残念ながら、ご相談文からはそこまではわかりません。

 

カウンセリングでしたら、

 

やまひろさんは子供の頃はどんなお子さんでしたか?

ご兄弟はいますか?

どんなご家族ですか?
お家で一番偉い人は誰ですか?

その人との関係はどんなものでしたか?

 

などをお伺いしていきます。

 

職場の出来事の相談で、幼少期のことや家族のことを聞かれるのは

不思議に思うかもしれませんね。

 

なぜお伺いするかというと、家族の中の人間関係を職場の中で再現してしまうことが、

あるからです。

 

例えば

家族の中でお父さんが権力を握っているとしたら、会社で権力のある上司にお父さんを投影し、父と同じような係わりをしてしまう。

と言う風に。

 

そして、カウンセリングでは

お父さんとの関係を掘り下げていきます。

そうすると自分では気づかなかった思いが出てきて、

思わぬ方向に話しが展開し、心が癒やされる経験をする方もいるんですよ。

 

お父さんへの本当の思いがわかると、お父さんとの関係性が変わる。

そうなると、お父さんを投影していた上司との関係性も変わってくる。

となることが多いのです。

 

この辺りは、ひとりでたどり着くのは難しいと思うので、カウンセラーに伴走してもらうのがおすすめです。

 

やまひろさんは、今回のことを相手の問題としないで、自分の課題と受けとめて、改善策を模索し、こうしてマルシェに投稿して下さいました。

すごいなぁ。と思います。
私は本来のやまひろさんは冷静で、メンタルが強く、行動力もある方だと思います。

早く通常運転に戻れるといいですね。

そして、転職するにしても、動機は人間関係ではなくて、やりたい仕事だと良いですね。

 

私はやまひろさんを応援しています!

参考になれば幸いです。

 

 

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