・男性を育てる

・夫を育てる




女性が男性を「育てる」
という表現、よく見かけますよね。




初めから全てが
自分の理想通りの男性なんて
存在しません。


出会ってから
お互いのことを知っていく中で、

段々と自分にぴったりの男性に
なっていってくれるのが理想です。


でも、「育てる」という言葉に
ずーっとなんとなく
違和感を持っていて。。。




改めて「育てる」
言葉の意味を調べてみると、



そして、同じ「育」の字を使う
もうひとつの言い方「育む」



これを見てなんだかね、
違和感の正体に
ピンときたんですよ。




「育てる」って、
・導く
・教える
のような、
上のものが下のものに対して
行う行為のイメージ。




対して「育む」は、
・愛しむ
・おおい包む
のように、
愛を持って一緒に
成長していくイメージ。




男性を「育てる」って考えると、

理想形や目指すゴールがあって、

彼が何度言っても
分かってくれなかったり、

期待していたことと違ったりすると、

悲しくなったり

イライラしたり

ガッカリしたり

一方的にそんな気持ちに
なってしまうかもしれません。


彼を「褒める」という行為も、

いつのまにかその言葉は
「育てる」ことが目的となってしまいます。




でも、男性との関係は
「育む」をベースにしていると、

2人が心地いいためには
どうしたらいいか?

自分の気持ちを分かって欲しい時は
どう伝えたらいいか?

彼はどんな時に嬉しそうか?

など、2人の関係性に
ベクトルが向きます。


「褒める」というよりも、

彼の良いところをたくさん見つけて
常にそれを伝える。


一緒により良い関係を
築いていくことができ、

結果それが、
お互いにとって
唯一無二の
理想のパートナーに
なっていくのです。



先日11月22日は
「いい夫婦の日」
でしたね。


その日、夫は
仕事の帰りが遅かったのに、

遅い時間まで開いているお花屋さんで
綺麗なブーケを買って帰ってきて、
プレゼントしてくれました♡


わが家は、
普段からテーブルフラワーは
定期的に夫が買ってきてくれます。


もともとはお花を買うような人では
なかったのですが、

「男性がお花屋さんで、
女性のためにお花を選んでくれてる
姿ってキュンとする♡」

「だからお花はいつも男性が
プレゼントしてくれるのが夢♡」

というようなことを
お付き合い当初から言っていたら、

記念日はもちろんのこと
なんでもない普段の日でも、

お花を買って
帰ってきてくれるようになりました。




そうは言っても初めの頃は、
おそらくお花を買うことだけで
いっぱいいっぱいで、

もう全盛期を過ぎたしおれたお花が
混ざっているような
ブーケを買ってきてくれて
1〜2日で枯れてしまったり、

あまり好みではない
色合いのブーケだったり、

香りがキツ過ぎるお花だったり、

内心「惜しい!」と思うことも
たくさんありました。


でもね、
慣れないお花屋さんで、

きっと店員さんもお客さんも
女性が多い中で、

わたしが喜ぶだろうなと
一生懸命選んでくれて、

お花を持って帰ってきてくれたことを
想像するだけで、

涙が出るほど愛おしくて
嬉しくないですか!?


もう、
ぎゅーして
ちゅーして
全力のありがとう♡
を伝えますよ!そりゃ。


お花が多少しおれてようが、
好みの色じゃなかろうが、

その嬉しさは
お花にも伝染し、

生命を全うするまで精一杯
愛でさせてもらっています。




そして
心からの感謝と愛を伝えていると、

いつのまにやら我が夫、

お花の持ち具合を
店員さんに聞くようになり、

わたしの好きなお花があると
それを入れたアレンジをリクエストして
ブーケを作ってもらってきたり、

今や目利きも上手くなり、

色味もわたしの好みドンピシャの
チョイスをしてくれるように♡




「お花を買ってきて
くれるような男性に育てよう」

ともしも思っていたら、

記念日にお花をもらえなかったり、

彼のお仕事が忙しくて
お花屋さんが開いている時間に
全然帰って来れない日が続いたら、

悲しくなったり
ガッカリしたり、

「彼の事情」よりも

「お花を買ってきてくれない彼」

にという結果のみに意識が向いてしまい、

もしかしたら彼が仕事で
ヘトヘトに疲れていることにも
気が付けないかもしれない。




それよりも、

彼との関係をちゃんと育んでいれば、

結果だけではなくて

「想い」や「行動」にも
ちゃんと目を向けられて、

想像することができて、

気付くことができて、

そんなあなたの言動は
彼にも伝わるので、

「育てよう」としなくても
勝手に彼はレベルアップして、

どんどんあなたにとっての
唯一無二の理想の彼に
近付いていってくれますよ♡