土曜日は天気が良さそうということで、あまり低山だと暑そうなのでそこそこの標高のお山を選択。

二百名山であり、七霊山のひとつにも数えられる奈良の釈迦ヶ岳に行ってきた。

朝4時半に自宅を出発し、京奈和道 五條ICでおり、最後の20キロはいつもの通りタイトな道を詰める。

落石が多く慎重に進む。

7時40分に登山口Pに到着。

既に駐車車両が多く、なんとか路肩で邪魔にならぬよう駐車した。

準備をして8時にスタート。

しばしなだらかに標高を上げる。

尾根筋手前で少し急登になるが、尾根に出てしまえばあとはなだらかなアップダウンを繰り返す。

この尾根にはバイケイソウが群生しており、もう少しすると一目千本状態になると思われる。

バイケイソウの群落が終わると、今度は四国を彷彿とさせる笹道となり、気持ち良く進める。

眺望も右手に尖った大日岳、左手前方に八経ヶ岳が望め、更に前方に目指す釈迦ヶ岳がド〜ンと現れる。

釈迦ヶ岳のピラミダルな山容がカッコいい!!

快晴でホントに気持ちの良い稜線歩きが楽しめた。

反面 直射日光にさらされるので、かなり体温が上昇する。

けっして森ではないが、古田の森を越えて少し下るとテン場がある。

何張りぐらい張れるかはわからないが、水場もあり良いテン場のようだ。
テン場を越えるといよいよ本峰への取り付きとなる。

ここからは結構な斜度となりがんばって登っていく。

大日岳への分岐に出るとあとわずかだ。

この釈迦ヶ岳から大日岳の間は大峯奥駈道となる。

ようやく10時半に釈迦ヶ岳(1800m)登頂。

快晴の中、釈迦如来像に出会えた。

この釈迦如来像はちょうど100年前に、強力さんが像を3分割して担ぎ上げたとのこと。

こっちは僅か7キロ強のザックでもヒーヒーなのに・・・。

山頂には釈迦如来像と錫杖、一等三角点がある。

眺望は360°あり、その全てが山塊である。
この大峰山系がいかに奥深いかがよくわかる。

天気が良すぎてわずかな日陰でランチをとって下山。

嫁さんが少し熱中症気味なので、少し長めに休憩して下山もノンビリと。

下山時はシカさん3頭(お母さんと子供2頭)とヘビ1匹を見て約2時間で無事下山。

帰りはせっかくなので谷瀬の吊り橋(かつて日本一の吊橋)を見て、道の駅 吉野路大塔の星のくにで温泉に浸かって疲れを癒やして帰路についた。

釈迦ヶ岳は山頂の釈迦如来像の画像は何度も見たが、今回快晴の中で初めてお会いできてよかった。

また周囲全てが山塊の稜線歩きは、大峰山系ならではの自然の偉大さ、懐の深さが感じられてホントに良かった。

今回は大満足の山行だった!!