秋なのでススキか紅葉かを迷って紅葉を選択し、四国の二百名山 三嶺に嫁さんと二人で行ってきた。

さすがに日帰りはキツイので祖谷の温泉旅館を予約。

金曜日の夜1時に自宅を出発。

土曜朝6時前に名頃Pに到着して、しばし仮眠。

 

 30分ほどウトウトしてパンを食べて出発。

駐車場には白足袋を履いたクロわんこが「無事帰ってこいよ!!」と登山者に声かけしてくれている(実際はおやつが欲しいのだろう)。

人馴れした愛嬌のあるわんこだ。

駐車場周辺の木々はキレイに紅葉している。

今日も晴れのようで予報は夏日となっており、ウェアリングが難しい。

登山口から紅葉を見ながら、発電所や鉄塔を越えて進む。

所々急登もあるが、比較的緩やかな登りの多い里山的な樹林帯の登山道だ。

登山開始から1時間半でダケモミの丘に到着。

このあたり一帯にダケモミ(ウラジロモミ)が自生している。

しばし休憩。

この三嶺は剣山との縦走路が有名で、テン泊装備の登山者が多い。

ちょうど縦走を終えて下山する登山者とすれ違う。

昨日も最高の天気だったとのことで、みなさん晴れやかな笑顔で下山していく。

我々も早く樹林帯を越えた絶景を見たくて先を急ぐ。

さらに40分ほど登ると視界が開けて、東側に剣山の頭が見えるようになる。

ここからはガレた登山道となり、ところどころハイステップもあって脚がパンパンに。

岩やクマザサの斜面に群生しているコメツツジが紅く色づいて、青空とのコントラストが美しい。

ヒュッテと池を越えるとピラミダルな三嶺山頂が望める。

最後10分程度登りつめると登頂である。
ここには360°の絶景と二等三角点があり、多くの登山者で賑わっている。

東にはハッキリと剣山(太郎笈と次郎笈)がそびえており、西にはうっすらとではあるが石鎚山も確認できた。

好天で行動中はベースレイヤーだけで十分だったが、山頂は風があり少し寒いので、ヒュッテまで下って空いていたテン場でランチにした。

クマザサ越しの三嶺を見ながらのカップ麺は最高だった。

ヒュッテの中を少し覗いて下山。

2階もある綺麗なヒュッテ(外にトイレも有)で人気があるのも頷ける。

下山は2時間半のピストンで無事完了。

下山後、かずら橋近くのかずらやさんに宿泊して、翌日 少し観光をしてから帰宅した。

今回は大紅葉ではなかったが、黄葉とコメツツジの草紅葉が満喫できた。

三嶺はやはり縦走のお山のようで、下山時にも三嶺ヒュッテを目指す多くの登山者とすれ違った。

次回は是非縦走してみたい。

 

 下山後は予約しておいた かずら橋 近くの温泉宿かずらやさんへ。

山の中の静かなお宿だ。

チェックイン後まずはビールを飲んで、温泉に浸かって疲れを癒した。

夕食は鮎の塩焼きや特産のさしみこんにゃく、祖谷そばなどボリュームがあり美味な食事であった。

食後は部屋で仕上げの一杯を飲みつつ TvsB の第6戦を見つつ寝落ちしていた・・・。

翌朝は朝風呂をいただき、朝食後に出発。

先ずはかずら橋へ。

まだ観光客が少なかったから良かったが、同時にたくさんの人が渡ると結構揺れて足がすくんだと思われる。

お次は祖谷峡の小便小僧へ。

中国山地の立派な渓谷に感動した。

さらに祖谷川から吉野川へ移って大歩危へ。

大歩危では観光船に乗船。

夏日の暑さを川下りで凌げた。

昼食は香川で讃岐うどんを いぶきさん にて食べたが、さすがうどん県と言われるだけのことはあり、そこここにうどん屋さんが立ち並んでいた。

麺はそこまで硬くはないもののしっかりとしたコシがあって喉越しが良かった。

仕上げは四国八十八ヶ所の一番 霊山寺をお参りして帰宅した。


今回は3連休ということで三嶺登山と徳島プチ観光を満喫した。

登山だけでなく現地の美味を食して温泉に浸かり、周辺の観光地を巡ることがクセになりそうだ!!