シルバーウィークのイベントは東日本遠征。
先ずは東電小屋を予約しての百名山 燧ヶ岳。
対面の至仏山は4年前の同時期に尾瀬とセットで登っているので、今回で2度目の尾瀬ヶ原である。
金曜日に出張先の熊本から戻って、夕食・入浴後の夜8時前に即自宅を出発。
睡魔に耐えながら8時間の運転。
ところが、関越 小出ICを降りてからは奥只見へのトンネルを進み、さらにとてつもない山道を合わせて40キロ以上運転する。
当然眠気も吹っ飛び、無事3時過ぎに御池Pに着いた。
しばし仮眠して6時にメンバー集合・出発。
特に木道・階段が朽ちているところが多く、かなりのハイステップが要求され、大腿四頭筋が悲鳴を上げる・・・。
CTから大幅に遅れてようやく俎嵓(2346m)に登頂。
山頂には祠と二等三角点があるが、山頂標識は比較的地味なものである。
下山は見晴新道を使って、出だしは尾瀬ヶ原を見下ろしなが下っていく。
その後 岩場の下りとなり、問題は中盤からはドロドロ、グチュグチュの泥濘となり、急勾配と相まってかなり慎重に下りないと下山するころには泥まみれになっていそうだ。
14時半になんとか見晴にたどり着いた。
しばし休憩して東電小屋を目指す。
この時期 あまり花は咲いていなかったが、それでもトリカブトやウメバチソウが咲いていた。
あと少しで到着というところで雨に降られたが、15時半に東電小屋に着いた。
先ず入浴してからビールを飲む(尾瀬の小屋は風呂付なのでありがたい)。
17時半から晩ご飯を食べて、少し部屋飲みをしたあと早めの就寝。
残念ながら雨模様で夕焼けや星空は見えず・・・。
翌朝は5時に起床も霧の尾瀬ヶ原となっていた。
6時の朝食後に御池へ向けて、燧裏林道で帰る。
足を数か所刺されたが、めちゃめちゃ痛かった。
すれ違う登山者へ注意喚起しつつ、いくつかの湿原を越えて11時に御池Pに戻りついた。
こちらのルートは小さなアップダウンを繰り返す歩きやすいルートであり、尾瀬の散策だけであればこのルートで尾瀬ヶ原を周回するのに軽装で十分だ。
燧ヶ岳は眺望もよく尾瀬とのセットで至仏山も合わせて人気のお山だが、登山ルートはよく吟味しないと登りにくかったり、下りにくかったりするので要注意だ。
この日は嬬恋鹿沢の国民休暇村で 手ぶらでキャンプ を予約しているので、往路の細い道ではなく桧枝岐村経由を選択して移動した。
17時半にキャンプ場に到着した。
手ぶらでキャンプなので、食材からすべてのBBQセットがついており、のんびりキャンプを楽しんで眠りについた。
翌日は5年前に一度登っている百名山 四阿山へ。
山竹の会は自分以外はみんな登っていなかった(一家族は燧ヶ岳のみで帰宅)ので、今回はゴンドラを使用したお手軽コースで登る(前回は菅平牧場から根子岳と合わせた周回コース)。
昨夜の夕食はテントサイト内でのBBQだったが、朝食はホテル内でのビュッフェなので少々食べ過ぎた・・・。
準備をしてゴンドラに乗車(2500円)。
このゴンドラは20分ほどかかる、かなり距離の稼げる登山者にやさしいものである。
頂上駅から9時半にスタート。
このコースは比較的短くて400mほど登るだけなのでお手軽に登頂できる百名山だ。
山頂直下まではそれほどの急登箇所もなく、登りやすい登山道だが泥濘んだところが結構ある。
山頂手前の北峰(2333m)に二等三角点がある。
ここから更に鎖場を越えて約10分で四阿山本峰に着く。
撮影会の後、なんとか座れる場所を見つけてパンを頬張るも、まだ摂取しすぎた朝食が残っていて1個で十分だった・・・。
下山後には自宅へ帰るので30分ほどで下山開始。
山頂直下の岩場さえ越えれば、あとはサクッと下山できた。
前回の菅平からのルートでは、前半以降は樹林帯ではなく気持ちの良い開けたルートで、最後に階段があった記憶があるが、こちらのルートは山頂直下までは樹林帯が多く、最後の鎖場のみが急登といった、短時間で登りやすいルートだった。
下山後はパルコール内の四阿山の湯を貸し切りで使わせてもらって、5時間をかけて帰宅した。