GW初日はつつじを見に大和葛城山(959m)へ。
葛城山は6年前に1度登っているが、ガっスガスで何の面白みもなかった。
午後から雨模様なので、それまでに下山したいと早めに自宅を出発。
前回は奈良側から北尾根コースで登り、櫛羅の滝コースで下りたので、今回は大阪側の天狗谷ルートで登って、ダイトレで下った。
山頂までの間でショウジョウバカマ、カタクリが咲いていたものの、お目当てのつつじは三分咲き程度でガッカリ。

ちょうど今頃が見ごろになっているだろうが、GW終盤は雨なので残念だ。

 

今年のGWのメインイベントは尊仏山荘と伊勢原のホテルを予約しての2泊3日での丹沢山地訪問。
山竹の会での山行である。
長期予報でヤキモキしてきたが、天候は良さそうである。
2日の夜8時半に自宅を出発。
駐車場の空き問題があるので早めの出発。
今回初めて後部座席をフラットにして、車中泊仕様にしてみた。

1時半に大倉Pに到着したが、駐車率は半分程度で難なく駐車。

脚は完全には伸ばせないが快適に車中泊できた。
快適過ぎて集合時間に特れる始末・・・。
6時半にスタート。
今回は大倉尾根ルート(通称バカ尾根)で登る。

丹沢山塊は整備が行き届いている印象があるが、このルートには尊仏山荘までに5つの茶屋があるので、安心感がハンパない。
階段あり木道あり と登り一辺倒だが登りやすい。

堀山(943m)を越えると快晴の中 富士山が見えてテンションが上がる。
花立山荘からは一気に眺望がひらけて、気持ちよく標高を上げていけるが、一方で炎天にさらされ体力が削られる。

快晴の中 富士山を見ながらの稜線歩きは最高だ!!

4時間半で塔ノ岳(1491m)に登頂。


仏山荘のある広々とした山頂は、360°の眺望があり沢山の人で賑わっている。
富士山の右側には南ア〜八ヶ岳や金峰、大菩薩が望める。

東〜南は関東平野、大山、相模湾(江ノ島)、伊豆半島が広がる。

遠景は霞んではいるが素晴らしい眺望だ。
一旦チェックインしてから、おにぎり&ランチビールのあと、ザックを部屋にデポして百名山 丹沢山(1491m)を目指す。

見晴らしが良くて歩きやすい、丹沢山主稜線のアップダウンを1時間進むと丹沢山に登頂である。
塔ノ岳に比べてあまり眺望はなく、こちらまで足を伸ばす人は少ないようだ。

みやま山荘で山バッチを購入してしばしマッタリしたあと尊仏山荘へ戻った。
尊仏山荘は大きくはないがアットホームな雰囲気の良い小屋だ。
夕食は野菜がゴロッと入ったカレーで、おかわり自由なのがありがたい。
食後にアーベントロートを楽しんだあと、いつの間にか爆睡していた。
 

翌朝はご来光とモルゲンロートを堪能してから、朝食のおでんを頂いた。


2日目も快晴で湯を沸かしてモーニングコーヒーを飲んだあと鍋割山(1272m)へ。

下り基調のこちらも歩きやすい登山道で、1時間ちょいで登頂。

鍋割山といえば鍋焼きうどんが有名なので、ぜひ食したかったが10時半からのようで、2時間近くも待つのはムダなので、次回の課題として下山した。

鍋割山も人気のお山のようで、結構な人が登ってくる。
うどんや具材を担いだ歩荷さん数人とすれ違ったが、この到着を待ってからの提供なのだなぁと納得。
ご苦労さまです!!
こちらの下りも結構な傾斜であり、それ違う登山者もかなり辛そうだ。
急傾斜を下りきったあとは沢沿いに林道を6キロ以上歩く必要があり、これが結構ダルかった・・・。
1時前に駐車場に帰還。
ホテルに向かう前に丹沢そば本店に寄って十割蕎麦を食べた後、出雲大社相模分祠をお参りした。


 ホテルチェックイン後にそそくさと2日間の汚れを落として天というお店を予約して街へ繰り出す。

全員が飲みたいので40分歩いて、飲み放題と美味しい料理を楽しんだ。

帰りはバスでホテルへ帰還・・・倒れ込むように眠りについた。


翌朝、朝食後に二日酔い状態で大山に向かう。
目当ての駐車場が空いていたので8時に駐車してスタート。
大山(1251m)は古くから信仰の山として栄えてきた三百名山で、ロープウェイで阿夫利神社まで登ることができる。
今回はロープウェイは使わず、男坂から阿夫利神社経由で登頂して見晴台ルート〜女坂で下山する。
スタートから2日間の疲労と前日の酒が抜けずに全くペースが上がらない。
特に男坂の斜度はかなり急で、階段ではあるものの手も使って登るほどである。
なんとか男坂を登り切ると ルーメソで有名なさくらやに着く。

ここまでで既にペットボトル2本を消費。

コーラを購入してから阿夫利神社を参拝。
登拝門手前で安全登山祈願と御札をもらって門をくぐると、とてつもない階段が現れポキっと心が折れる。
幸い手すりがあるのでこれを頼りにヨロヨロ進む。
その後岩の階段をしばらく進むと富士見台が現れ、3日目連続の富士山を望む。

このあたりから一般客のペースが落ちてくるので、避けながら歩くのだが、こっちもアップあっぷなのでめっちゃしんどい。

阿夫利神社から1時間40分でなんとか登頂。

山頂には奥宮があり関東平野が見渡せる。

おにぎりを食べて下山。
下山は関東平野を見下ろしなが下る。
比較的こちらのルートは新しいようで歩きやすい。
途中、見晴台があるが名前ほどの眺望はない。
ここから先はトラバース道となり、ほぼフラットな道で山を巻いていく。
最後の階段を登るとさくらやの横に出てくる。
ここで膝痛の嫁さんは撤退(ケープカーで下山)し、残り5人で女坂を下る。
女坂は男坂ほどの急勾配はなく、途中の大山寺を参拝。
こちらも立派なお寺だ。
さらに石段を下っていくとケーブルカー駅を経てこま参道に至り、嫁さんと合流して我々は無事登山終了。
我々はというのはちょうど下山した時に山頂付近にヘリがホバリングしており、嫁さんいわくちょうどケーブルカーに乗るときにレスキューがやってきたとのこと。
山の大小や難易度は関係なく、危険は潜んでいるんだと再認識した。
大事に至っていないことを願いつつ帰路についた。
大山は6年前に秦野駅から登ったことがあり、今回2度目の登頂だった。
大山は一般客が多く、ある意味の登りにくさはあるが、西の金剛山のような人気のお山である。
 

今回のGWは比較的雨が多めだったが、山行中はめずらしく快晴でありラッキーだった。

特に2泊3日で臨んだ関東遠征は3日間共にキレイな富士山を見ながらの登山が満喫できた。
体力的にはギリギリだったが、シーズンインにあたって良い準備ができた。