先ずは連休前の7月30ー31日と出石~城崎へ家族旅行に行った。

上の娘さん家族がとうちゃん(娘婿)の転勤に伴い、来年4月から中国へ行くことになり、とうちゃんは先がけて9月から単身で行ってしまうので、全員がそろうこのタイミングで出かけたというわけだ。

真ん中の娘も東京から駆け付け、下の娘夫婦も合わせると9人の大所帯。

出石で蕎麦を食べてから、大江戸温泉のメゾネットに宿泊。

晩ごはんはビュッフェでたらふく食べた。

孫たちの希望で夜はトランプ大会・・・どこでも出来るやん!!

・・・と誕プレでみんなから魔王を頂く。

さすがに美味しい ありがとう!!

翌日は天橋立を経由して帰宅した。

孫たちもこれからは大きくなっていき、娘たちもそれぞれの生活があり、これからどれだけ揃うのかな??と思うと一瞬一瞬が大切な時間だった。

 

 連休前半では、孫の登山の実力もそろそろついただろうということで、いよいよ富士山チャレンジをしてきた。

我々は二度目の富士山なので嫁さんはパス。

とうちゃんと男孫の野郎3人で行く。

6年前の前回は吉田ルート8合目泊だったので、今回は富士宮ルートの日帰り山行。

前日の22時に出発し、2時に水ヶ塚Pに到着。

4時前にタクシーで富士宮口5合目へ。

協力金一人1000円を支払って缶バッチをもらう。

てんくらではAだったが、強風で白き世界だ。

4時半に2400mの表口五合目をスタート。

富士山に表と裏があるとは・・・知らなかった。

うっすらと白みはじた歩きやすい登山道を新六合目まで進み、更に六合目に着く頃には青空も見え始めて、宝永山越しにご来光が望めた。

ところが六合目を過ぎたら、あっと言う間に白き世界に逆もどり。

風も強くて防寒装備で、もくもくと真白き登山道を七合目・八合目と進んでいく。

このあたりまで登ると、ポツポツと下山者も増えてくる。

八合目で諦めたというご家族や、75歳で元気に登られる御婦人、半袖短パンで寒くないんか??という青年等、富士山は登山者も様々・・・。

孫も元気に登っている。

八合目ぐらいまではホタルブクロやメイゲツソウ等が咲いているが、そこから上は荒涼とした富士山らしい光景が広がる。

九合目には残雪があり山小屋の名前もズバリ万年雪山荘だ。

そしてなんと九合目を過ぎたあたりからみるみる雲がなくなり、下界と山頂方面が望めるようになった。

九合五勺を過ぎると更に青空が広がって、目指す山頂鳥居も確認できる。

このあたりで孫の調子が少し悪くなったが、ペースを落として休みやすみ歩を進めて、11時過ぎに富士宮山頂に登頂!!

スタート時が嘘のような晴天(でも爆風)になり、火口も目指す剣ヶ峰も綺麗に見える。

しばし休憩&撮影会をして日本の最高点である剣ヶ峰を目指す。

ザレた登山道を進み剣ヶ峰に登頂。

意外に人が少なく、ゆっくりと撮影会ができた。

二等三角点でいつものポーズを決めてピストンで下山。

登山道はザレ・ガレ・ちょっとした岩場があるが、吉田ルート下りの大ザレのように心が折れることはない。

下りは心に余裕もできるので、登りの登山者にひと声かけながら進む。

孫の挨拶の声もいつもより大きかった気がする(笑)。

登りと同じように九合目あたりから雲の中に入り、雨が降ったり止んだりの繰り返しとなった。

晴れていれば下界を見ながら下れるのだが、登りと同様もくもくと下る。

1時前に下山を開始したがこれから登ってくる登山者も多く、狭い登山道では譲り合いが必須。

八合目あたりから孫の脚もかなり疲れてきたようだが、最後の力を振り絞って4時半に無事下山。

タクシーで駐車場に戻ったが、途中 孫が気持ち悪いと言い始めて、今になって高山病か?と使わなかった酸素を吸わせたら少しマシになった(その後何事もなかったかのように、晩ごはんをモリモリ食べてた)。

下山後は富士市のホテルに泊まって翌日孫の大好きな城巡りをして帰宅した。

帰り道の百名城 駿府城と掛川城を巡ったが駿府城は主郭は無く、掛川城は改装中で立ち入れずという残念な結果・・・。

でも孫はスタンプをゲットしてご満悦で何よりだった。

久しぶりに大御所を登ったが、ゆっくり登ったせいか、曇ってたおかげか、それほど辛くはなかった。

それなりの山行をやってきたおかげか、登りやすい山カテゴリーに思えた。

ただ さすがの標高と、遮るものがない独立峰がゆえの気象条件の変化は、富士山ならではだった。

やはりそれなりの準備は必要なお山だ。

孫も11回目での富士山チャレンジだったが、色々あったもののしっかりと登りきったのは良い経験になったと思う。

ちょっと逞しくなったかな?? ただやはり富士山は登るより見るお山だ!!

 

 連休後半は元々は高谷池でテン泊して火打山(あわよくば妙高山も)を山竹の会でやる予定だった。

高谷池のテン場は予約済みだったのに、まさかの台風来襲で予定変更を余儀なくされた・・・。

天気予報とにらめっこをしつつ、テン泊より小屋泊の方が良いとか、西の方が天気が良いのでは?とか、複数パターンを考えたが、結果的には妙高山日帰り(下山後に近場で宿泊)で前日に決定した。

山の日(11日)の21時半に自宅を出発し3時過ぎに燕温泉無料Pに到着。

今回は燕登山道で南峰・北峰を目指す。

それぞれ現地集合して、5時過ぎに出発。

スタート時の天候は晴れも、3日前の富士登山の影響が腰から下に残っており、気持ちは曇り・・・。

温泉街を抜けると目指す妙高が朝日を浴びて黄金色に輝いている。

黄金の湯、赤倉温泉源湯を越えて称明滝・光明滝までは舗装路で歩きやすい登りだ。

滝を越えてやっと登山道に入っていく。 所々崩落によって痩せた箇所があり注意が必要。

妙高は麓から山頂まで、ヤマアジサイやシモツケソウ、ホタルブクロ、トリカブトなどのお花がいっぱい咲いてるので、よそ見をしてるとヤバい(笑)。

その後 硫黄の匂いとともに白く濁った冷泉の沢沿いを歩く。

そして胸突き八丁。

このあたりから腰、膝、股関節がギシギシいい始めるとともに、下半身中の筋肉の悲鳴が聞こえる。

少しペース落として何とかクリア。

天狗堂、光善寺池を越えて進むと所々で下界が見えるので少し気が紛れる。

だんだん岩が増えてきて鎖場となる。

高度感はなくステップもあるので難易度は高くない。

山頂が近づき樹々がなくなる頃になると、まるでお約束かのように辺りが白色化する。

最後の岩場を登ると十合目の標識があり南峰登頂。

ここは一旦やり過ごして北峰へ向かう。

岩の間を進み、10時過ぎに北峰登頂。

残念ながら南峰すら見えない白き世界・・・。

南峰の方が標高は高いのだが、なぜか山頂標識は北峰のみ。

北峰に一等三角点があるからなのかな??

山頂は岩場だが結構広いので、風を避けたところでおにぎりを頬張る。

景色は望めず、南峰でも少し撮影会をして下山開始。

下山のポイントは山頂から鎖場の岩場下りと、二段滝の手前の痩せた登山道。

雨がポツポツしだしたが、すぐに止んだのでちょっとツイてる。

ゆっくり確実に下っていく。

鎖場を過ぎると雲が晴れた。

どうやら山頂に雲がかかっていたようだ。

メンバーそれぞれ疲れが出ていて、ゆっくり安全第一で下山した。

下山後コーラを飲んで解散した。

直前だったので、色々探して近場で空いていたアパリゾートへ向かった。

ホテルから妙高が綺麗に見えたけど、やはり山頂は雲の中だった。

富士登山の影響を引きずりながら、ちょうど富士山と同じような標高を登ったが、いい経験になった。

長期縦走を考えると、この程度でへばっているようではお話しにならない。

体力、ペース、歩行技術と課題は山積みだ!!

 

 ということで長い連休の割にはそれぞれのお山に3日づつ費やしたので2座にとどまった。

ホントはもう1・2座やりたかったが、この暑さでは低山は無理なので致し方なし。

嫁さんと自身の実家にも顔を出せたのでまぁまぁ有意義な連休だったかな・・・。