三連休は高谷池テン泊で火打山に行く予定だったが、天候がイマイチだったので、西側でどこかないか??と探して二百名山の上蒜山(1202m)に変更した。

せっかくなので上・中(1123m)・下(1100m)の三山縦走をすることに。

直前までこっちの三連休の天気も二転三転し、中日なら最悪小雨で済みそうだったので土曜日の22時半に自宅を出発。

今回は山竹の会の山行行事だが、男孫を誘ったら二つ返事で「行く」ということで、一緒に参加させてもらった。

上蒜山登山口Pにそれぞれ4時に集合し、車3台のうち2台を下蒜山登山口Pにまわして停めておき、上→中→下の三山を縦走する。

 

車をまわして5時前にスタート。

まずは上蒜山登山口を目指す。

と、その手前が牧場で牛さんが朝食をとっている。

間近で見るとその大きさに少しひるむ・・・。
スタートから30分ほどで登山口に着き、ここから登山道となりしばし階段地獄が続く。
樹林帯の湿った登山道には白い多足虫(なんかウジ虫みたいでキモチ悪い)が無数蠢いている・・・。

一方でノアザミやギボウシ・キキョウが所々に咲いていて、気持ち悪い虫の残像を消してくれる。

3合目を越えると山頂方面は真っ白だが、南西側は所々で眺望がでてくる。

5合目を過ぎると左手に朝日を浴びた大山の勇姿が現れる。

ただし、進行方向は天気予報に反して白き世界だ・・・。

8合目(槍ヶ峰)に着く頃にはモヤも晴れて快晴となった。

8合目であるにもかかわらず、ここからは大山とこれから向かう上・中・下の蒜山三山、さらに雲海の広がる蒜山高原と、360°の絶景が広がる。

天候不順で計画時点ではモヤモヤしていたが、絶好の登山日和となり、この絶景を前にするとテンションMaxだ!!

しばし撮影会のあと主峰の上蒜山山頂へ向かう。

しばしなだらかな稜線を歩き、階段を登ると8合目から20分で山頂だ。

山頂は木々に囲まれていて8合目ほどの眺望はない。

帰ってから気づいたが、三角点は山頂から少し北側にあったようだ。

次に中蒜山へ向かう。

出だしは蒜山高原を見下ろしながら開放的な縦走路を行く。

しかしその後、鎖をともなう結構な激下りが続く。
孫も頑張って下っているが、結構足元がおぼつかない状態。

無事下りきってからの登り返しは、お待ちかねの笹道の縦走路。

振り返ると歩いてきた縦走路の先に上蒜山がデ〜ンと鎮座している。

上蒜山から1時間で中蒜山に登頂。

こっちの山頂標識の方がなぜか立派だ。

ここの山頂は山脈の南西側にド〜ンと突き出した半島のようですこぶる眺めが良い。

まだ8時半だがこの絶景を見ながらランチにした。

今回は暑さを予測しておにぎりのみ。

快晴・ほぼ無風と最高のコンディションではあるが、あまりの暑さにこのあとみんなバテることに・・・。

中蒜山からの下りも要注意だが、登り返しではまたもや絶景の縦走路となる。

なんかアメとムチの縦走路だ。

炎天下の中で登っていくとガーミンの心拍が180オーバーに。

男孫は元気に先頭まで行ってしまったが、こっちはなかなか心拍が下がらず、ヘロヘロの状態でなんとか下蒜山に登頂。

パーティの中で小5男子が一番元気があるとは・・・。

しばし休憩して最後の下りへ。

ここからの下りはいきなりの激下りで、雨の影響で岩もツルツル状態。

神経を使いながらスリップしないようにゆっくり下る。

激下りゾーンを過ぎるとこの縦走路で最高の登山道が現れる。

左側(北)が樹林帯で右側が笹原(南)になっている尾根に登山道がス〜ッと伸びている。

気持ちよくそのルートを進み樹林帯に入ると、ここからがまさかの核心部だった。

たいした傾斜ではないのだが、雨の影響で粘土質の登山道がすべる滑る・・・。

まともには歩けない状態でメッチャ時間がかかった。

なんとかみんな無事クリアして下蒜山登山口へ到着。

自販機があったのでみんなコーラでひと息ついて上蒜山Pへ戻った。

帰りはジャージーランドに立ち寄って、その後やつか温泉快湯館で汗を流して帰路についた。

ジャージーソフトはすんごい濃厚で疲れた体にしみわたった。

 

今回は山竹の会+男孫の7名パーティでの山行。

不安定な天候が続く中で、最高のコンディションで縦走ができた。

ただこの時期の低山はやはり辛かった。

若干気温は低かったが、それでも熱中症対策は必須である。

一方、蒜山三山縦走はすばらしい縦走路で、ホントに気持ちが良かった。

ただし降雨時や降雨後はかなりスリッピーなので注意が必要だ。

男孫は体力的にはそれなりの山でも問題なさそうなので、いよいよ8月には富士山チャレンジかな!?