20〜23日の間、1日会社を休んで4連休にして、九州に初遠征してきた。

昨年のGWに祖母山・久住山とやる予定だったが、コロナのために断念した。

今回は久住山に登って別府で一泊し、山口〜広島を観光して帰ってくるという夢のようなプランである(笑)。

遠征は天候によって天国と地獄の差が出るが、今回は登山予定日の21日は てんくら A判定ということでホっとして土曜日の17時過ぎに自宅を出た。

山陽道〜東九州道〜やまなみハイウェイを乗り継いで3時半に牧ノ戸峠に到着。

今回は牧ノ戸峠から中岳・久住山を目指す。

 

しばし仮眠(予定より寝すぎてしまった・・・)して7時過ぎに出発。

到着時は数台しかなかった車が、この時点で満車となっており、人気の山だということがわかる。

レストハウス左手の登山口からスタートだ。

出だしは急ではあるが、コンクリートで固められた歩きやすい登山道ですぐに展望台に着く。

牧ノ戸峠が1330mなので、それほど登るわけではない。

天気は悪くないが晴れているわけではなかったが、徐々に陽光がさして登っているとちょうど良い!!

やがて岩場となり、最初のピークである沓掛山に着く。

出だしからは想像できない荒々しさだ。

沓掛山からの下りは正規ルートではなく、笹原の激下りへ行ってしまったが、問題なく正規ルートへ戻れる。

ここからは霜が降りた登山道となり、帰りは泥濘みになることは容易に想像できた。

星生山の分岐を越えるとようやく久住山本峰が見える。

しばしなだらかな登山道となり、岩場を下ると2時間弱で久住別れに着く。

ここには避難小屋とトイレがある。

ここからは阿蘇五岳が望める。

しばし休憩して先ずは中岳を目指す。

中岳の前に天狗ヶ城を越えていくが、右手に御池が望める。

天狗ヶ城を下って登り返すと、九州本土最高峰の中岳山頂(1791m)だ。

ここからは九州の全て頂が見えるのではないか?と思うほど360°の絶景が広がる。

エメラルドグリーンの御池越しの久住山も堂々としている。

所々で噴煙も見えて、これぞ九州という光景に感動!! しばし絶景を堪能し久住山へ。

池ノ小屋まで下り、みんなが向かう方へ進んだが、これは御池を周回するルートだったので、小屋まで戻り笹道を下っていく。

このルートはあまり歩かれていないようで、少し踏跡が薄い。

稲星山の分岐まで下り、ここから久住山に登り返すが、これが黒土の下痢道ありガレた急登ありで、なかなかの難敵であった。

分岐から30分弱で久住山に登頂。

なかなかのガレた山頂ではあるが、ここも全方向に絶景が広がるランチに最適な場所だ。

さすが一等三角点!!

カップ麺とおにぎりを食べて下山。

こっちから登る方がはるかに登りやすく、東側からの登山者が少ないことが頷ける。

下りは ぬかるみの世界 と化した登山道を戻った。

下山後はレストハウスで山バッチを買ってカフェタイムを楽しんで別府に向かった。

今回 初めての九州のお山だったが、アルプスとは違った良さがあった。

アルプスは これでもか!!と、それぞれの山が圧倒的な威圧感・存在感を主張するが、九州のお山は壮大でどこまでも広がる雄大さが素晴らしい!! また来たいと思える良い山行だった。 次回は坊がつるから挑みたい。

 

夜は別府の湯快リゾートに宿泊。

部屋の窓からはさすが温泉街 という、湯けむりがもくもく立ち込める光景が広がる。

今回は登山後に夜着で朝出発の予定で、夜は雨が降ったので別府の街自体は満喫できなかった。

夕食・朝食ともに豪華なバイキングということで、両食とも苦しくなるぐらい たらふく頂いた。

翌朝も雨だったが昼からは上がる予報だったので、予定通り山口の角島大橋・元乃隅神社へ向かった。

高速が無く国道を道の駅に寄りつつ、お昼はご当地名物である瓦そばをお多福さんで頂いた。

茶そばに錦糸卵と牛肉が乗っており、麺がパリッとして少し濃い目の出汁とマッチして美味しかった。

角島大橋に着く頃には雨も上がったが、青い海と大橋のコントラストを見ることは出来なかった。

晴れていれば奇麗だろうなぁ と思いつつ撮影会をして橋を往復した。

次に山口県北西部に位置する元乃隅神社に向かった。

日本海に向けて123基の鳥居が並ぶ映えるスポットである。

海岸沿いということでアプローチ道路は狭いが、駐車場を含めて立派な佇まいである。

ここも角島大橋と同様、晴れていれば紺碧の海に向かう朱色の鳥居が映えるのだが・・・残念である。

風が強くて波も荒く龍宮の潮吹には絶好の条件だと思い、鳥居を抜けた岩場の先端まで行ったが見ることは出来なかった。

今夜の泊りは尾道のα-1ということで、ここから4時間かけて尾道に移動。

20時にホテル着。

チェックインして晩ごはんを食べに外に出る。

広島風お好み焼きを食べたかったのだが、お目当ての店が閉まっていたので居酒屋 権兵衛さんに入った。

決め手はお好み焼きがあったことと、お酒の種類が豊富だったことである。

お目当てのお好み焼きや焼き鳥などを食し、明るい農村・村尾といった焼酎を堪能した。

 

翌朝の朝食もバイキングということで たらふく 頂いた。

最終日は良い天気で、大宝山にある千光寺に向かう。

ロープウェイがあるのだが、もちろん歩いて登る。

ここには猫の細道というのネコがのびのび暮らす小径があるが、違うルートで登っても所何処でネコに出会う。

公園まで登ると眼下に尾道水道や向島、しまなみ街道を望むことが出来る。
工事中で山頂までは行けなかったが、千光寺までぶらぶら歩いた。

境内は山腹にあるせいで上下に御堂や施設が点在している。

境内の真上をロープウェイが通っているのも面白い。

ロープウェイで登ってこれるので、境内は結構な人だった。

下山して商店街をぶらぶらして最後の仕上げに尾道ラーメンを東方記さんで頂いた。

中華麺に醤油ベースのスープであまりこれといった特徴はないのだが、何か懐かしい美味しさがあった。

夕方には帰宅したかったので13時過ぎには帰路についた。

コロナが落ち着き始めた今回は4日間で1700kmを運転し、久住山を登って山口・尾道の観光をした。

雨にも降られたが概ね計画していた場所を巡ることが出来た。

バイキングでたらふく食べたおかげで1~3キロぐらい太ったのではないか?と思われる。

ホントはもう1座程度は登りたかったが欲を言ってもうしょうがないし、訪れたところはどこもインパクトがあり行って良かったと思えるスポットであった。

また登山に絡めて各地に出向きたいもんだ!!