今回はサクッと登ろうということで、阿智セブンサミットの1座で ぎふ百山にも選定されている富士見台に行ってきた。

標高は1739mではあるが、神坂峠近くの萬岳荘(標高1576m)まで車で行けば散歩程度である。

また富士見台からは百名山23座が望めるとのことで期待大だ。

朝6時過ぎに自宅を出て中央道 中津川ICで下り、最後は神坂峠に向けてメチャ細い道路を詰める。

9時に萬岳荘手前のPに到着。 すこぶる天気が良い!!

準備をして出発。

富士見台の前に神坂山を目指す。

山荘の裏を回り込んで登山道に入る。

最初は岩場の樹林帯だが、直ぐに樹林帯を抜けて気持ちの良い笹道になる。
所々 雪が付いているので注意して進む。

分岐を右にとって人の背丈ほどある藪漕ぎをすると、山荘から15分で神坂山に登頂(笑)である。

周囲が笹に覆われて山頂部は広くないが、三等三角点と岩田石と刻まれた大きな岩がある。

あんなに晴天だったのに見るみる雲が広がり、風も強くなってきたので、富士見台へ向かう。

神坂山からの下りは笹原が広がり、その中を登山道が突っ切っている絶景が広がる。

剣山ほどの規模ではないが、すばらしい風景である。

雪解けのためか泥のゆかるみ状態の登山道を進む。

途中、右手には南アルプスの全景が望める。

30分足らずで富士見台に到着。

遮るもののない360°の絶景が広がる。

御嶽・乗鞍・北ア・中ア・南ア・恵那山と雲が出てきたので、それぞれが見え隠れする。
南アだけが仙丈から聖まで全景が見れた。

さっきまで晴れてたのに・・・残念💧。

風も強くて晴れるまでは待てず、あえなく下山。

途中 神坂小屋で風を避けつつ、まだ11時なのにランチタイム。

お腹が減るほど行動してないのだが・・・。

定番のカップ麺とおにぎりを食べて萬岳荘へ戻る。

あっという間に下山完了。

萬岳荘でコーヒーを飲んで、買いそびれていた登頂済み恵那山の山バッチを購入して帰路についた。

今回は登山と言うより、お気楽チャッピーハイクであった。

せめて快晴で絶景が望めれば良かったのだが・・・。

まぁでも、この富士見台は見事な笹原が広がる絶景ハイクが、登山装備がなくても堪能できる良いスポットだ。

実際、半分以上の人が普段着で往来していた。

ただし、ここまでの車のアプローチが、狭道で1500mまで登るので、ちょっと神経を使う必要があるのが難点である。