雪山もそろそろ終わりかな?  ということで、今回は長野 阿智村の南沢山へ。

日帰りでも十分帰ってこれるが、雪山であり何が起こるかわからないので昼神温泉 鶴巻荘を予約しての山行である。
南沢山は中央アルプス南部で恵那山の北に位置する、1564mの阿智セブンサミットの1座である。
ネット投稿によると南沢山を越えて、横川山(1620m)まで行くと360°の眺望があり、霧氷やスノーモンスターまで出現するらしい。
今回は天気が良さげということで、1月の蔵王は強風とホワイトアウトでスノーモンスターどころではなかったので期待大だ!!

 

7時に自宅を出発し、9時半に阿智ふるさと村自然園Pに到着。

既にあちこちの駐車スペースに40~50台の車が停まっている。
人気の山のようだ。
準備をして10時前にスタート。
本日は想定通りの快晴である!!
しばらくヤマップの現在地が現れず、スマホを再起動して正常に動作することを確認して、登山口から入山。

登山道に入るなり雪道となる。
しばしアイゼン無しで登っていくが、20分ぐらい進んだ所でアイゼンを装着。

前半はそこまでの急登はないが、途中 2箇所ほどロープが付けられた急登があり、そこは雪が流れ落ちて裸地になっている。

登山道は入山者が多いからか、雪は結構踏まれてすこぶる歩きやすい。
コースタイムから10分ビハインドで分岐点に到着。
天気が良くメチャ暑い・・・。

分岐を越えると比較的アップダウンの少ない登山道となり約50分で山頂に到着。

ピークという雰囲気ではないので見落とさないよう注意が必要である。
南沢山山頂はあまり眺望がなく、撮影後すぐ横川山へ向かう。
横川山へはテーブルランドのような穏やかな稜線を少し下って登り返す。

およそ30分で横川山 登頂。

こちらは360°の絶景で御嶽山、中央アルプス、南アルプス、恵那山が望める。

北アルプスも見えるそうだが、快晴ではあるものの、少しモヤっておりそこまでは見えず・・・。
更に霧氷どころか木々には全く雪が付いておらず残念な結果・・・まぁ絶景が見れたから良しとしておこう!!
風が強く、南側の斜面で風を避けておにぎり・カップ麺を食べて、南アルプスと恵那山を愛でながらカフェタイム。

駐車場には車が多かったものの下山者とのすれ違いもそれほど多くなく、山頂も貸し切りだった。
1時間ほどまったりして下山開始。
1時間半で無事下山した。
今回はインソールを変えたにも関わらず靴擦れが酷く、紐の締め方を含めてもう少し実践で検討の必要がある。
山自体は迷うことがなく、危険箇所もない雪山で絶景もあって、雪山初心者にオススメの山である。

 

下山後、昼神温泉の鶴巻荘に向かう。

40分ほど車を走らせ到着。

チェックインを済ませて早々温泉へ。

ここに泊まると無料で 湯ったりーな昼神 という日帰り温泉施設(620円)を使用できるらしいが、少し歩く必要があり 歩くのはもう十分なので館内の温泉に向かう。

ここの温泉は お座敷風呂 といって床が畳敷きとなっている。

17時から入浴したが誰も入ってこず貸し切り状態だった。

アルカリ性単純硫黄泉(美人の湯と言われている)のツルツルで滑らかな湯に浸かって疲れを癒すとともに、畳の上でストレッチをして約10キロ歩いた疲労を回復した。

温度も熱くもぬるくもない丁度いい湯加減でいくらでも入ってらえる良いお湯だった。

夕食は名物の 鯉の甘露煮 は苦手なのでステーキに変えてもらった。

前菜、刺身、お鍋、小鉢等々 ボリューム満点で山里とは思えない豪華ディナーに大満足!!

恥ずかしいぐらい あっという間にお腹の中へ・・・・。

ごちそうさまでした。

夜は疲れて8時頃に一旦落ちるも2時間くらいで目が覚めて、そこから再び寝付けるまで焼酎で一人宴会(嫁さんは夢の中・・・・)。

翌朝、朝市を見に行くも残念ながらコロナでお休みだった。

朝食もボリューム満点!!

ここ鶴巻荘は 信州公共の宿 らしくエントランスには手作りのサルぼぼ(?)のデコレーションがあったり、中庭にも従業員のみなさん手作りの竹あかりがあったり、廊下には地元の言葉で書かれた行灯があったりと、手作り感満載の心温まる宿である。

大満足のお宿でした。

帰りは中山道の馬籠宿へ立ち寄り、散策した後帰路についた。


今回は今年最後の雪山登山を快晴のもとで絶景を堪能し、心温まる温泉で心身を癒せた2日間だった!!