今年の8月連休の山竹の会行事は、早くから白馬岳と決まっていた。

白馬山荘を予約しており、ルートもせっかくの白馬なら、人気ルートの猿倉からの大雪渓とのことで、連休最終となる土・日で行ってきた。
白馬岳は北アルプス後立山連邦の最高峰で、長野・富山・新潟にまたがっている(山頂は新潟には接していないが、山頂直下の三国境は3県にまたがっている)、2932mの日本百名山である。
白馬岳は「はくば」とは読まず、「しろうま」と呼ばれており、これは春の雪解け時に代掻き馬の雪形が見られることからそう呼ばれているとのことだ。
 
台風10号を心配していたが、うまく登山前に抜けてくれて良かった・・・・。
16日 金曜日の23時に団地を出発。
先週の燕岳と同様のルートで安曇野ICからは下道で猿倉に4時半に到着。
今回は登山口と下山口が異なることから、登山口の猿倉でほとんどのメンバーが下車して、車を下山口となる栂池の駐車場にタクシーを予約しておき、2名で駐車しにいく手はずで計画しておいた。
計画どおり、駐車しに行ったメンバーは6時前にはタクシーで戻ってきて、6時過ぎに登山をスタートした。
 
しばらくはゆるやかな砂防工事用道路を歩いていく。
単調な道だが両脇には既に色んな花が咲いているので飽きることはない。
エゾアジサイ

しばらく進むと木段となり・・・

これを超えると登山口から約1時間で白馬尻小屋に到着である。

一度は見てみたかった石碑!!

ここからいよいよ白馬大雪渓が始まるのでしばし休憩。

しばらく雪渓下部の右岸の進むと雪渓末端に着く。

今年は雪が少ないのか、さらにしばらく右岸のガレ場を15分ほど進んだところでアイゼンを装着し、いよいよ雪渓歩き。

ここからはガスが出たり、突然晴れたりの繰り返し・・・・。

雪渓歩きは雪質が固く斜度もそれなりにあることから、しっかりアイゼンを効かせないと滑ってしまう。

最初は自分の歩幅で比較的歩きやすいと思って進んでいったが、傾斜に対してフラットに歩くためにだんだんアキレス腱が痛くなってくる。

雪渓の先に杓子岳の天狗菱が見える、この辺りがほぼ中間点

あちこちに落石であろう岩が点在しており、ヘルメットを被っている登山者も多い。

約1時間半で雪渓の最終地点に到着。

ここから左岸に上がりアイゼンを外して、10時過ぎと少し早いがお昼にした。

今回は山荘泊の縦走でもあり、バーナー類は一切持たずにおにぎり持参でモグモグ・・・・。

ここから岩場の急登をジグザグに登っていくが、雪渓歩きよりはるかにキツイ・・・・。

まるで終わりがないかのように永遠とジグザグと登っていく。

1時間半ほど頑張って登るとお花畑になる。

もはや花を愛でる体力も気力もないが、少しは心が安らぐ。

ガレが少しマシになってくるとそろそろ到着か??

やっと頂上宿舎の屋根が見えた・・・あと少し!!

13時前にようやく頂上宿舎に到着。

雪渓の向こうには白馬山荘が見えているが、ここで少し休憩・・・・。

 

ゆるやかな登りを20分ほど登って、13時半頃にやっと白馬山荘に到着である。

到着時は曇っていたが、白馬山頂は見えいる。

はやくビールを飲みたくて慌ただしくチェックイン・・・・幸い6名での6畳個室なのでゆっくり寝れそうだ。

早々に荷物を下ろして着替えを済ませ、レストランにて生ビールでカンパ~イ!!

いやぁ まるでこのビールのために上ってきたような美味しさである。

ここの窓からは北アルプスの絶景が広がるはずなのだが、残念ながら雲がかかって何も見えず。

でも白馬山頂側(北側)は青空が広がり、そのうちに南側も晴れてきそうな感じがしたので、部屋でしばし昼寝をして待つことにした。

1時間ほどウトウトして起きてもまだ南側は雲の中。

夕食の時間になり晩ごはんを頂く。

ハンバーグがメイン・・・・・ん?? 確か先週の燕山荘もハンバーグだったなぁ。。。と家でのように文句を言うわけもなく美味しく頂く。

ごはんと豚汁がお替り自由というのがありがたい!!

もちろんお替りをしてお腹一杯になった。

ごちそうさまでした。

食後、嫁さんと男子2名は夕焼け観察で山頂に上ってくると言い出したが、ぐうたらな俺と女子2名は(ぐうたらという表現は 女子には係っていませんので念のため・・・)行かずに山荘前で見ることに。

さすがに寒く、ダウンを着込んでの鑑賞である。

・・・・と外へ出ると立山・剱が現れた!!

残念ながら夕陽は旭岳(2867m)に沈んでいったので、素晴らしい夕焼けとはいかなかった。

まぁ雲が晴れて北アルプスが望めただけでもありがたかった。

19時からは歌ごえ喫茶がレストランで催されるとのことで、酒のつまみに参加させてもらった。

やはり登山者の年齢を考慮してか(??)、少し懐かしいテイストの曲が多くて我々の年代にピッタリである。

山荘スタッフも美声を披露してくれて、大いに盛り上がった1時間であった。

我々も程よく酔いが回り21時に眠りについた。

 
=後編へ続く=