翌朝は4時に起床。
山小屋泊は7度目だが、どうも熟睡できない・・・。
一度テン泊にもトライしてみたいもんだ。
朝食前にご来光を見に外へ。
今日は雲もなく良い天気である。
藍色からオレンジに変わっていく様を見ていると、寒さも眠気もとんでいく。
5時過ぎに太陽が顔をだし、一気に周囲の山々が輝きだす。
穂高・槍。
燕岳。
北アルプスの山々。
八ヶ岳と南アルプスの間には、うっすらと富士山も。
モルゲンロート・・・一泊登山の醍醐味を満喫できた!!
5時過ぎから朝食を頂き、ザックはデポさせてもらい燕岳へ。
花崗岩の登山道を進んでいく。
しばらく歩くと燕岳のモニュメント的なイルカ岩が現れる。
まさにイルカの形をしているが、どうしても目は誰かが掘ったとしか思えない・・・。
嫁さんは餌をやっていた!?(笑)。
更に進むとメガネ岩。
まぁこれは穴が二ヵ所あるからかな??
花崗岩を更に登っていく。
撮影会をしながらでも30分ほどで登頂。
それほど大きな山頂標識はない。
二等三角点。
すばらしい晴天で360°の展望が広がる。
燕山荘~表銀座~大天井岳。
穂高・槍。
笠ヶ岳。
立山・劔岳。
鹿島槍。
狭い山頂だが、まだ登頂者が少なく、しばし絶景を満喫して下山。
7時半に山荘へ帰還。
下山前に嫁さん念願のケーキを頂いた。
山で食べるケーキは格別なのだそうである。

準備をして8時過ぎに下山開始。
下山の方がこんなに急登を登ってきたのか??と その勾配を感じる。
今日から連休という人も多いのだろう、ひっきりなしに登山者が登ってくるので、すれ違いに時間がかかる・・・。
1時間ほどで合戦小屋に到着。
スイカを食べる人で溢れている。
しばし休憩して下山再開。
小さい子供も頑張って登ってくる!!
順調に4つのベンチをクリアして、12時前に無事下山。
あまりの暑さにソフトクリームを食べて、12時半に駐車場に戻った。

帰り支度をして有明荘の温泉に浸かって2日間の疲れを癒した。
硫黄の匂いがする珍しい温泉だったが、入浴後 嫁さんが「指輪の色が変わった」と騒いでいたので、調べてみるとシルバーは変色するらしく、アルミ箔に塩を入れて熱湯をかけると復活するとのことで、帰宅後に実践したら見事に復活して事なきを得た。
少し遅めの昼食は安曇野なら蕎麦だ!とのことで、安留賀さんで二枚もりを頂いた。
安曇野は わさび芋が有名らしく、おろして食べてみたが、汁に溶かすのではなく、ソバに直接つけて食べるとのことで、結構ツーンときく。
ご馳走さまでした。
帰りは睡魔との戦いを何とか征して無事に7時過ぎに自宅に着いた。

今回は晴天に恵まれ、絶景を堪能できた。
夕焼け、ご来光もバッチリ!
不安だった北アルプス三大急登 合戦尾根も、ゆっくりペースで歩けば メチャメチャきついものではなかった。
さすがに登山者の多いルートで、よく整備され 危険箇所もなく、老若男女を問わずに楽しめる山であると同時に、燕山荘も人気があることが頷ける、おもてなしを大切にされている、すばらしい山小屋であった。
ただ、帰宅後3~4日間は脚の筋肉痛で泣かされた・・・。
これだけ登っていても、今回 筋肉痛が出たということは、やはり合戦尾根は侮れない急登だったのだろう・・・。
記憶に残る素晴らしい山行だった!!