3連休の中日である日曜日に百名山12座目となる、北アルプス南部に位置する乗鞍岳に行ってきた。

山竹の会でどこかに登ろうと言っていたが、3連休で天気も良さそうなので、せっかくなので百名山にしようということとなった。
ただ猛暑が想定されるので、比較的高山で登りやすいところということで、急遽 乗鞍を選定した。
今回は残念ながら1家族の都合がつかなかったので、2家族 4名で行ってきた。
乗鞍岳は複数の峰を有する活火山で、主峰は3026mの剣ヶ峰だ。
馬の背に置かれた鞍のような山容から乗鞍と呼ばれるようになったらしい。
アクセスは乗鞍スカイラインがマイカー規制になっているので、ほおのき平に車を停めてシャトルバスで標高2702mの畳平へ向かう必要がある。
2702mから標高差320m程の山行なので、比較的 暑さもましだろうというのが選定した理由だ。
朝3時に団地を出発し名神~東海北陸道を経て、6時20分頃 ほおのき平駐車場に着いた。
シャトルバスの始発は6時55分なのでバス停にはまだ人はいないが、駐車場の9割りは埋まっていた。
朝ごはんを食べて準備をして、6時50分頃 バス停に行くと既に50人以上の人が並んでおり、次の7時過ぎのバスに乗った。
おそらく3連休ということで、臨時便を出してくれているのだろう。
畳平に向かい高度を上げていくと、北アルプスのとりわけ槍穂が綺麗に見えてきて、テンションも次第に上がってくる。
7時45分に畳平に着き、嫁さん達が御朱印をもらったり(実際は剣ヶ峰頂上の本宮を参拝してからとのことで、下山後に無事 頂いたらしい・・・)、記念撮影したりして8時5分に登山スタートした。
ビックリするぐらいの快晴で、気温も高くなく絶好の登山日和だ

最初は鶴ヶ池の淵を回って岐阜県と長野県の境を富士見岳に向かって登っていく。
鶴ヶ池の周りには色んな高山植物が咲いている。
間違ってるかもしれないが・・・
そして県境の標識。
花や景色に感動しつつ、8時半に最初のピークである富士見岳(2818m)に到着。
文字通り富士山が見えるらしいが、ホントのトップだけらしく、快晴の中でも残念ながら見分けがつかなかったが、360°の大パノラマである。

途中、剣ヶ峰の手前左手に雪渓があり、スキーを楽しんでいる。
春スキーとは聞いたことがあるが、夏スキーである。
しばらく進むと肩の小屋に着く。
ここから画像奥の剣ヶ峰に向けて、本格的なガレ場の登山道となる。
それでも50分程で手前のピーク朝日岳を越えて頂上小屋を経て剣ヶ峰の山頂に着いた。
山頂には乗鞍本宮があるのだが、比較的狭く山頂標識での記念撮影には15分程 並んで待つ必要がある。
以外に近いんだと、実感できる。
下りは登り以上に渋滞だった・・・。
肩の小屋まで戻り、昼ごはんを食べた。
今回はカップ麺とおにぎり。
食後にコーヒーを飲み、小屋で山バッチを買って、12時半に下山開始。
下山は富士見岳を巻いて歩きやすい車道を降りていく。
40分程で畳平に戻ってきた。
少し余力があったので反対側の魔王岳(2764m)に登った。
往復で30分程度であるが、観光客は剣ヶ峰まで登らなくても、ここまで昇れば絶景が堪能できるのでおすすめだ。
嫁さん達も無事 御朱印をもらい、百人以上並ぶシャトルバスを30分程待って、16時にほおのき平駐車場へ戻った。
帰りに高山グリーンホテルの日帰り温泉で汗を流した。
ホテルの温泉
と少し懐疑的だったが、なかなか良い泉質で日焼けの肌を癒してくれた。

晩ごはんはせっかくなので飛騨牛を食べようとネット情報から まんぷく亭という所に行った。
嫁さんは焼き肉定食で俺はローストビーフ丼を頼んで シェアした。
おそらく高山の名店なんだろう・・・ご馳走さまでした❗❗
温泉に入ってお腹一杯になり寝不足ぎみだったが、なんとか安全運転で22時半に団地に戻った。
帰ってニュースを見ると京都や岐阜では38℃超えだったみたいやけど、今回の3000mの登山は晴天のなか汗もかかずに絶景を堪能できた最高の山行やった。