事前の天気予報では土曜日の天気は残念ながら良くなかったので、日曜日に愛知県最高峰である茶臼山(1415m)に嫁さんと二人で行ってきた。
ホントは今 孤高の人(新田次郎著)を読んでいるので、加藤文太郎所縁の六甲山に行きたかったが、嫁さんが茶臼山高原の芝桜が見たいと言うので茶臼山に変更した。
茶臼山は愛知県のほぼ東端で長野県との境に位置している。
茶臼山高原道路で標高1200m付近の駐車場まで行けるので、対となる萩太郎山(1358m)と合わせて登っても、行動時間が3時間までなので朝7時前に自宅を出発した。
渋滞もなく順調に10時前に茶臼山高原道路に入ったが、駐車場手前から4Km地点で渋滞となった・・・。
やはり芝桜目当ての観光客で一杯のようである。
1時間ほどで2Km程度前進した所に やなまみという名の駐車場があり、20台ほど停められるので、渋滞待ちより残り2Kmを歩いた方が良いとの判断で、ここに駐車して登山準備を開始した。

10時50分に登山(と言うより行動)を開始。
約2Kmの間 渋滞の道路脇をトコトコと歩いていく。
観光地にガチの登山装備で歩いていると、渋滞の車から見れば奇異に見えただろう・・・。
約20分で茶臼山高原(萩太郎山と茶臼山の間の高原)に着いた。
ここからは先ず芝桜が咲いてる萩太郎山に向けて芝のゲレンデを登っていく。
振り返ると愛知県最高峰の茶臼山が望める。
この斜面はスキー場なので高原から山頂まではリフトでも上がることが出来る。
芝生には鹿のものと思われるフンが一杯転がっているが、もちろん人とペットのワンちゃん達以外の姿はない。
20分ほど登ると萩太郎山山頂に着く。
山頂直下には芝桜が咲いており、新緑とピンク色と青空のコントラストが絶妙である。
ただ残念ながら、あまりいい香りではない・・・。
展望台からは はるか彼方に南アルプスも望める。

散策してると丁度 昼になったので、ここで昼休憩にした。
この観光客で溢れている頂上で、バーナーで湯を沸かしてカップ麺をすすっているのは、さすがに我々二人のみであった。
まぁ別に恥ずかしくはないのだが・・・。

40分ほど山頂で散策と食事を楽しみ、登ってきたゲレンデを茶臼山に向けて一度下っていき、駐車場脇の西登山ルートで登り返していく。
最初はなだらかなハイキング道だが、登るにつれてやっと登山らしくなってくる。
登り返して30分弱で愛知県最高峰 茶臼山山頂に到着である。
山頂には二等三角点がある。
山頂には展望デッキがあり、南アルプス側は望めないが、芝桜が咲き誇る萩太郎山側が望める。
こちらから見るのも萩太郎山の山容と芝桜のピンク色がマッチしてて絵になっている!!
こちらの山頂はさすがに観光客は少なく、それなりの格好をした人が数人いる程度である。

下りは途中まで登りと同じルートをたどり、途中から別ルートで総合案内所へ下った。
ここまで下りるとまたすごい人である。
売店で山バッチを買って、今 朝ドラで話題(?)の五平餅を食べて駐車場へ向かった。
この頃から あれだけ晴れていたのに曇りだして、ポツポツと少し降り始めた。
帰りの車道もまだまだ大渋滞・・・。
今度は車内からの奇異の視線を直視しながら、14時40分に駐車場に戻った。
ただ我々はこの曇り空ではなく、快晴のもとで既に芝桜を堪能してきた、と胸を張って歩いていたことは言うまでもない❗❗

帰りは「兎鹿嶋温泉 湯~らんどパルとよね」に寄って汗(といっても今回もあまりかいていないが・・・)を流した。
結構な山中(土地勘がないので、そう思われる)にある温泉だが、これぞ温泉というちょいとヌルッとした泉質で、温泉に浸かった感が素晴らしかった。
3時過ぎという時間のわりに入浴客の多さも頷ける!
晩ごはんはちょっと足を伸ばして浜松のコジマヤさんで うな重を頂いた。
ここは関東風とのことで、背開きしたうなぎを白焼きした後に蒸してタレがけしているとのこと。
あまり関東風を食べたことはなかったが、少々時間はかかるものの、煮込まれているので身がフワフワしてて美味しかった。
ご馳走さまでした。

今回は渋滞で車道を往復4Km歩いたが、登山自体の標高・距離や活動時間は、愛知県最高峰と言うもののハイキング程度であったタラー
にもかかわらず、足腰の状態がイマイチだった。
先週から片足2キロのパワーアンクルを着けているが、成果はまだ出ていないようである。
夏場の白山に向けてトレーニングあるのみ!!