雄山神社には3003mの表示がある。
周囲には名前と願い事が書かれた石が一杯あるが、下界の石に書いてここまで登って願掛けをするらしい。
祈祷をしてもらい御神酒を頂いた。

1時間ほど滞在して大汝山へ向かう。
大汝山は三峰のうち3015mと 一番標高が高い。
画像前方の1番高いピークが大汝山である。
大汝山までは約20分である。
ザックを下ろして急な岩場を登ると山頂である。

登頂後 大汝休憩所のそばで早めのお昼ごはんにした。
今回は時間的にタイトな計画なので、手間をかけないように おにぎりにした。
お湯を沸かしてコーヒーだけ飲み、1時間ほど休憩して富士ノ折立に向かった。
画像のピークが富士ノ折立。
この辺りから少し霧が出て来た。
ここでもザックを下ろして岩場を登って2999m富士ノ折立に登頂。
本来はここで別山~劔岳が望めるはずなのだが霧で見れず・・・残念!!
ここから真砂岳にも登れるが、時間の関係で大走谷を下って雷鳥平へ向かう。
かなりガスってきた。
しばらく下るとなんとすぐそばに雷鳥が現れた。
ほんの2mぐらいの所で天然記念物を目の当たりに出来た!!
雷鳥は我々に何の感心も示さず、怯えることもなく、岩場をテクテク降りてきて、また岩場を登っていった。
夏毛なので見た目は美しいとは言えないが、歩き方が妙にかわいい。
これで残念だった眺望を帳消しにしてくれた。
さて、ここからはガレ場を永遠下っていく。
途中 雪渓に出てガスってることもあり涼しいのだが、なにしろ風景が何も変わらずただ下っていくのは辛いものがある・・・。
途中 雪渓から称名川の源流となり、小川になり川となっていく横を下ってようやく雷鳥沢キャンプ場が見えてくる。
色とりどりのテントが見えると少し気持ちも楽になる。
下り終えるとお花畑が広がっている。(画像では伝わりきれないかな・・・)
テン場を過ぎると木段の登りが続き、心が折れそうになる。


後編に続く