昨日、中国地方の名峰 大山に登ってきた。
大山(だいせん)は4月に登った丹沢にある同じ表記の大山(おおやま)と区別するため伯耆(ほうき)がつけられることが多い。
日本百名山・花の百名山に選ばれている鳥取県(中国地方)の最高峰である。
最近、サントリーのCMで奥大山の天然水が流れていて、奥大山ってどこ?ってなってるけど、大山の南側で蒜山高原との間の山域で主峰は烏ヶ山で写真は撮らなかったが円錐形の綺麗な山容である。
大山の主峰は1729mの剣ヶ峰だが、崩落が進んでおり登山道は通行止めで手前の1709mの弥山(みせん)が頂上とされている。
今回は山竹の会6人で夏山登山道から弥山を目指した。
事前の天くらではCになったり、Aになったりを繰返し、直近ではC判定だったが天気予報では雨はなさそうとの判断で決行した。

朝(というか夜中)1時に団地を出発して、三連休中日で比較的すいている名神・中国道・米子道を経て6時前に現地に着いた。
天気は悪くないが残念ながら大山は雲の中・・・。
駐車場で朝ごはんを食べて登山準備後、6時半にスタートした
登山道は極めて整備されており、ほぼ一本道で迷うことはない。
・・・が、八合目の途中までのほとんどが木段で、しかも高さがバラバラで高い時はヨッコイショと上らないとダメなほどの高さがある。
登山というより部活のキツかった練習を彷彿とさせるものであり、今回の登頂はムリ・・・と思わせるほどであった。
天候が曇りだったからなんとか登れたけど、快晴やったらムリやったかもしらんタラー
途中 紫陽花が綺麗やった!
事前情報のとおり五合目あたりからブヨが飛び始めて、持参した嫁さん特製のハッカ油を使ったら結果的に刺されずに済んだ。
ブヨは登りよりも下りの方が多かった。
八合目途中から頂上までは木道になる。
この頃になると雲の中に入ってしまい視界はほぼゼロに・・・。
9時過ぎに頂上に着いたが、楽しみにしていた剣ヶ峰やその他の眺望は一切見れず
風も強く寒いので早々 避難小屋に入ってお昼ごはん(時間的には朝ごはん)にした。
避難小屋がなければ強風と寒さで食べれなかった。
今回はこの天候を予測したかのように味噌煮込みうどん&おにぎり。
具材は鶏肉・卵・カマボコ・えのき・ネギ。
外が寒かっただけに身体が温まる!!
コーヒーも飲んで1時間半ほど休憩してから下山開始。
下山は五合目の行者谷分れまでは登下 同ルートで、大勢の人が山頂を目指して登ってくるわ、
強風と寒さで滞在時間の短くなった下山者でごった返しており、どちらも渋滞状態。
画像では伝わりにくいが、上から見てるとホント アリの行列みたい。
渋滞の中 道を譲り譲られ下っていくと六合目あたりから雲がなくなり始めた。
頂上では見れなかったまだ少し雲に隠れているが、剣ヶ峰方面が望めるようになった。
日本海方面も。
頂上でもう少し粘ってたら・・・と思ったが、
我々は帰りも時間がかかるので、全く見えないよりはマシだと慰めて行者コースへ。
こっちのコースは登山者がほとんどいないのでストレスなく下っていけるが、夏山登山道よりも木段の段差がありかなり膝にくる。
登山者が少ないのも頷ける。
砂防ダムまで下って振り返ると大山の全貌が望める。
崩落が目立つ非常に荒々しい山である。
ここから沢を眼下に見ながら下っていく。
沢沿いなのでちょっとひんやりした感じがありがたい。
12時30分に大神山神社奥宮に無事下山。
嫁さんが御朱印をもらっている間に下山のお礼をしてmont-bellストアへ。山のmont-bellストアにはご当地Tシャツが売ってるので大山バージョンを購入。
その後、豪円湯院さんの温泉に入ったが、人気の温泉みたいで残念ながら芋洗い状態・・・。
でも登山の疲れは十分癒せた。
帰りに蒜山高原に寄ることとなり、車で走ってると途中のスキー場で綺麗な大山の全貌が見れた。
こちら西からの山容が伯耆富士と言われている眺めみたい。
今回のご当地メシはひるぜん焼きそばとのことで蒜山高原辺りを探したが、あさぜん・ひるぜん・よるぜん とそれぞれの焼きそばがあるらしく、夕方はひるぜんとよるぜんの境目でやっている店が少なかった。
結局 蒜山ICそばの道の駅 風の家でようやく食べれた。
味噌味のもちもち太麺に鶏肉が入っているB級グルメ。
麺のもちもち感と鶏肉のコリコリ感(どこの部位なんだろう?)がマッチしてる。
味噌味のソースが決め手なんだろう。
ごちそうさまでした。
帰りは三田~宝塚の恒例の渋滞を乗り越えて10時過ぎに帰宅。
みんな今回は疲れたのか珍しく反省会なく解散した。

今回の大山は家族連れも多く、普段着の小さい子供が元気に登っていく横で、完全武装のおっさんが ヒイヒイ言いながら登っているという惨めな構図であった。
何度も休憩しないと登れなかったことが情けない・・・。
こんな状態で立山に行けるのだろうか?
あと1ヶ月間 トレーニングを積まないと!!
今回から新たな登山靴での登山やったが、靴ズレもなく快適やったのが唯一の救いか!?

荒々しい山の山容は、登っても荒々しい山だった。