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これを見るだけにNetFlixを契約してもよいと思えるほどよかった
『ブラックミラー』

イギリスのTV番組をNetFlixが買い取ったようですね

『世にも奇妙な物語』の外国版と言われたりもしますが、その1万倍は完成度が高い

人間の醜さと最新のテクノロジーなどをテーマに、ひねりを効かせた予想外のストーリーを描き出す、現実の枠をこえたオムニバスシリーズ

私はオムニパスだとは思わないんだけど。。どうなんだろう?
1話完結型で、ストーリーは現代であったり過去であったり未来であったり仮想であったりするが、すべてのストーリーに今はない何かしらのテクノロジー要素が含まれている

最新シーズンしか見られないと思っていたのに、すべて解禁されていたので全部見て寝不足になった(なんでも最新シーズンを見ないと、別シーズンが見られないとか、見られるとか…)

1話完結といったが、その1話が2時間近いものもあれば、数十分のものもある


とにかく見てほしい番組

面白くないものなんて一つもなかったと記憶しているけれど、
その中でもとても心に残っているストーリーがある

シーズン2の『
ずっと側にいて』


絶対見たことある俳優さんが出てます笑 (名前は知らない。。)


ぜひ見てほしいから内容は伏せます

ここまでは前振りで最後に戻ってきますね。
話が変わります
 

 

 

猫猫猫猫

 

 

 

 

猫猫猫猫

 

夫婦になってからはまだ短い時間だけれど、眠るときは恋人時代とほとんど変わらない

最近は私がくたびれてしまい、先に休んでいるが必ず同じ状態で眠っている

そして、夜中、必ず目が覚めるので、彼も起きてしまう

ぴったりくっついて眠るのは、ちょっと疲れるし暑いときも多い…
じっとり汗をかいている日もあったりする

離れようとすると、必ず『だめ!』と言って抑えつけてくるし、
暑いから、というと冷房を調節するだけで離してくれない


気持ち悪いですね、ごめんなさい


そんな惚気でもなく、ただ暑苦しい夜を過ごしている

以前なら、一緒に寝られるなんて幸せ!とか目が覚めた時に目の前にいる喜びがあったが、今は皆無(笑)

これはずっとだけれど、彼は定期的に怖い夢を見るようでその時の取り乱し方に私も怖くなる
内容はよく覚えていないらしいが、怖い夢を見るようだ
そんな時は絶対に放してくれないし、なぜか彼のスマートウォッチでどれだけ怖かったかと、一緒に心拍の確認までさせられる…


一体どうしちゃったんだろうと思う
こんな人ではなかった

結婚してからこんな人ではなかった!と思ったわけではない

それよりずっと前から徐々に徐々に病んでいった感じ


元々自分に全く自信のない私にとって彼は眩しかった
堂々としていた
寂しいとか不安とかそういうことが存在しない人だと思っていた
口数は多くないし、声も小さいけれど、雰囲気は力強く、信頼できた

若かったし、背が高くハンサムだった
笑いのセンスは皆無だけど、笑顔にしてくれた
全然デートできない時代も
「寂しかったよね、ごめんね」と髪を撫でたが、彼から『寂しかった』と言われたことはなかったと思う


今は時々、何かに怯え、本当に変わってしまったと思う瞬間がある
(無駄に自信家な部分は散見されるが…)

そして大好きだった部分を変えてしまったのは私なんだと思う

彼の腕の中から無理矢理私も腕を抜いて、髪を撫でる

大丈夫、大丈夫、夢だよ、現実じゃないよ…

泣いているわけではないが、私はこれを『ヒロくんの夜泣き』と言って
只ならぬ雰囲気により起こされることに意地悪く言及する


「よかったじゃん、夜泣きのお世話の経験出来て。。」と言われ、本当に泣くのは私の方だ

別に夜中に起こされるのが嫌なわけではない(どうせ目が覚めるし)
彼が変わってしまったことが悲しくなる

今現在のヒロくんしか知らなかったら 私は好きになったかな?
と意味のない妄想したりもする

ヒロくんとは腐れ縁過ぎて何度生まれ変わったとしても絶対に付き合ってしまいそうでいやなのだが(あ、ヒロくんは来世ゴミ袋か。。)

もう好きではないのかもしれないとも思う

 

 

猫猫猫猫

 

 

 

 

猫猫猫猫

 



実際、彼に言ったこともある

もう好きじゃない
というか、ずっと前から好きではなくなっている…とか

 

 

 
私が好きになった人はあなただけれど
好きになったのはあなたであって、今のあなたではない
 
 
そんなことを言われたところで彼は全然動じないけど
口では『ショックだな…』とはいう
 
結婚したからではない
キッズのお世話が大変だからでもない
 
そのこととは全く関係のない話
 
好きになった人の姿をしているのに
好きになった人とは少し違うのだ
 
その少しの違いが大きな違和感だったりする
 
 
「結婚という契約をとっていなかったら、菜々ちゃんは僕から去っていくの? 結婚しても去っていくことは出来るけどさ。」
 
何の柵もなければ、私は自由になれるのか…
 
いつか解き放たれて、と何度も言われたけれど自分で飛び立つことはなかったのに今更何を言うんだろう
 
でも本当に、本当に…
結婚する形をとらなかったとして、ずっと以前から感じていた違和感を確信して、
私は彼のことを諦めて(捨てて)
新しい世界に踏み出せたかと言われたら。。。
 
多分無理だ
ううん、絶対に無理
 
 
「ううん、どこにもいかない
ずっと一緒にいる」
 
「なんで?好きじゃないのに?」
 
「ヒロくんがいない世界では生きていけないから」
 
「なんでだよ、生きていけるよ、大丈夫だよ」
 
 
 
「まぁ菜々ちゃんが出ていくなんて言ったら、〇して食べるけどね」
と笑えないジョークを言う
 
 
最初のドラマのストーリーと同じだ
 
 
大好きだから、ずっと側にいてくれることを願った
手放さなくてはいけないときに、我慢ができず求めてしまった
だから今、違和感があっても、もう一緒にいたくないと思ったとしても
絶対に捨てられない
いなくなるという選択肢がない
 
自分の感情は酷く歪んでいるし
倫理観に至っては完全に崩壊している
 
『結婚』という契約にかかわらず、別々に生きる道なんて考えられない
他人の目とか、家族の想いとか関係ない
 
別々に生きる道はないと確信する
 
「それは愛なんじゃない?」
「どうだろう…」
「愛してる?」
「愛してる」
「好き?」
「好きじゃない」
 
 
「菜々ちゃんのばかー💢」