こんばんは
ご訪問ありがとうございます
またミュージカルのレポを残します
名古屋の御園座でミュージカル「ベートーヴェン」を観劇しました
主演のベートーヴェン役は井上芳雄さん
ヒロインのアントニー(トニ)役は花總まりさん
大好きなおふたりが主演で、大好きなクンツェさんととリーヴァイさんが手がけた作品
どうしても観たくてチケット争奪戦に勝って無事観劇できました
ダブルキャストとトリプルキャストの出演者はこちら。
子役ちゃんは観たかった井澤美遥ちゃんに当たって嬉しかったです
ベートーヴェン、すっごく面白かったです
幕開けのときに指揮者が舞台袖から出てきてお辞儀をしてからオーケストラピットに入っていくのが斬新だなと思いました。
ベートーヴェンの生涯を描いた作品ですが、彼が残した「不滅の恋人」に宛てた手紙。
不滅の恋人とされている人物のひとりであるアントニーとの愛が描かれた作品でした。
でもトニは子どもがいる人妻
結ばれることのないふたりの愛の物語
切なく悲しい物語でした。
音楽はリーヴァイさんが作った曲とベートーヴェンの曲を混ぜて使われていましたが、
違和感なくベートーヴェンの曲に歌詞がつけられてミュージカルナンバーとして成立していたのが面白かったです
クンリー作品らしくベートーヴェンにも見えない影の存在(ダンサー)がいるのも良かった。
芳雄さん演じるベートーヴェンは傲慢で自信家でとんでもない奴だったけど、聴力を失い絶望する中でトニと心を通わせていくうちに愛に目覚めていく。
ベートーヴェンの繊細な表情の変化まで丁寧に演じられていました。
特に弟のカスパールとの和解のシーンは涙涙でした
歌、とんでもなく難しそうな曲が多かったのに芳雄さんの歌唱力もとんでもなくて素晴らしかったです
花總さんのトニは美し気品のある貴婦人そのもののオーラが漂っていました
母としての優しさにも満ちていました。
心優しくどこか寂しげで夢見る部分がある。
貴族で可愛い子どもふたりに恵まれ、幸せそうに見えるトニも金の亡者のような夫との関係は良くない。
心の隙間にベートーヴェンが入りこんでいったんでしょうね。
そんなトニに私も心奪われてしまい、感情移入してしまいました
離婚したくてもできないけどベートーヴェンを愛してる。
でと子どもたちと引き離されるのは耐えられない
裏切りにもあい絶望したトニが歌う曲
大粒の涙を流しながら歌う花總トニ
可哀想で可哀想で
号泣でした。
(不倫はあかんけどね)
脇をかためるキャストの皆様も素晴らしくて、カスパール役の小野田龍之介さんとトニの夫のフランツ役の坂本健児さんの歌唱力には度肝をぬかれました。
芳雄さんと3人あわせて声量オバケだった
サカケンさんはディズニーオタクの間ではシンドバッドで有名な方です
さわやかシンドバッドとは正反対のお金大好きな最低夫の役を実に嫌味に演じていらっしゃっいました。
この作品の音楽は難曲ばかり
出演者の方は歌がうまい方ばかりでかためられていたけど、これを1日2回公演とかやるから大変だっただろうな
素晴らしい作品に心震えた後のカーテンコール。
最後の合唱まで楽しめて良かったです
この日の公演はマクセ役の美遥ちゃんの大千秋楽でした。
なので最後に芳雄さんとお花様から紹介され舞台へ。
小さい可愛い
おふたりに挟まれ可愛らしく「ありがとうございたした」と言い、また舞台に立ちたいと言った美遥ちゃん。
本当に小さくて可愛くて芳雄さんもお花様もメロメロ
笑顔で手を振って袖にはけた美遥ちゃん。
あまりの可愛さに芳雄さん「最後全部持っていかれましたね」と
ほっこりしたカーテンコールになりました。
大好きなクンリー作品の新作ベートーヴェン。
感動でした
オリジナルの曲が少なかったのは残念でしたが、音楽が素晴らしくて満足でした
何度も観たくなるような素晴らしい作品でした
最後まで読んでいただきありがとうございました。