やっぱり練習は大事です。

しかも基礎練習です。

基礎練習なくして、曲は完成しません。

 

ゴールデンエイジを過ぎた私たちは、その練習方法も一工夫がいります。

教室の中でも一番上手い人も、同意見でした。子供はとにかく吸収が早い。理屈じゃなく、感覚でどんどん吸収していき、反覆練習をするから、どう頑張っても子供の頃にやっていた人の感性には敵わない。

 

でも、諦めたらそこで試合終了なんです。

大人には経験により、論理的思考が発達しているはず。そして、大局観も備わっている。どういう練習をすれば、より上達が早いかを分かっている。分かっていてやる人、やらない人に分かれますが、それは個人の考えの違いですが。

 

レイトスターターはとにかく、謙虚な気持ちで練習すること。子供以上に音階練習をきっちりすること。ボーイングの歪みを矯正すること。おそらく「曲の解釈」は子供に勝る部分だと思いますので、曲を仕上げるつもりよりも、機械的に曲を完成させることに重きを置き、機械的に弾けるようになったら、そこで初めて表現をつけていく。それが早道であり、子供から始めた人にも負けない練習方法かと思います。

 

子供は弾けるようになる喜び、楽しさを味わいます。それで良いと思います。

大人は大人の心で、弾きたい気持ちをグッと抑え、地道な練習を重ねて、ある程度仕上がったところで気持ちよく弾く。

 

いろんな意見はあるでしょうが、レイトスターターが「それなりに上達したいのなら」、合理的に、割り切った練習方法を選ぶことになるんだろうなと思います。

 

と、こんなこと書きましたが私もレイトスターターなので、肝に銘じていこうと思います^^

 

そんな私、ボーイング矯正キットを買ったんですよね。あと、メトロノームも。メトロノームは実家にあると思っていたらなかったのと、スマホアプリを使っていたんですが、やっぱり電子音は慣れなくて…。ねじ巻きタイプのに慣れていたので買いました。

 

飛躍的な上達はもう難しいですが、ウサギとカメの、カメのつもりで…いつかツィゴイネルワイゼンを弾けたらなぁと夢見ている毎日です。