ドラマの「カルテット」についてこれまで触れていませんでしたが、
私も見ていました。
弦楽四重奏というつながりを通じて、人を描いたドラマ。
ドラマの話がしたいんじゃなく、やっぱり弦楽について話をしたい。
ここ最近は、ヴァイオリンの構え方や指の置き方などの矯正で、
基本中の基本、最早私程度のキャリアだとしても、
ここでスズキヴァイオリン教本の1巻に戻るなんて人は、ごく稀でしょう。
ですが、私は絶賛スズキ1巻をやっております。
曲が弾ける・弾けないは問題じゃなく、左手が窮屈そうになっているのを直し、
もっと難しい曲を弾けるようになるための一環です。
で、どうもピアノやっていた人の悪い癖が(また)出てきていたようで、
「左手の指が速く動くから、そのスキルでどうにかしようとしている」
ということで、今はその矯正をしています。
鍵盤を叩く要領で、つい左手を派手に動かしてしまいがちなのですが、
ヴァイオリンの場合は極力左手を動かさず、指も上に上げず、
なるべく揃えた状態を保ちながら演奏すること。
それには、やはり構え方を少し工夫する必要があり、指に負担のないよう、
肘を動かして移弦のたびに調整する、というものでした。
週を重ねるごとに、徐々に矯正の甲斐あって、
姿勢も構え方も良くなったようですが、ひとたび曲を弾こうとすると、
やっぱり元に戻ってしまうのがトホホのホ(笑)
ドラマ「カルテット」でも演奏シーンがありますが(演奏自体は吹き替え)、
役者さんたちはみなさん、構え方が綺麗ですね。
特に別府さんの構え方や弓の動かし方は美しいと思います。
(すずめちゃんも綺麗だと思うんですが、チェロはよく分かりませんので…)
音を出していない(多分エアー演奏)とはいえ、難しいと思います。
自由に構えていいわけじゃないし、指の置き方も指導があるだろうし、
右手の弓の動かし方も、自分で思っている以上に斜めに動いているものなんです。
(↑全て経験済みです/笑)
さすが役者さんですね!