フィギュアスケートファンの私としては、
有力選手が引退、真央ちゃんが休養となってから、
ちょっと意気消沈していたんですが、
去年りかちゃん(本郷理華さん)が活躍、
NHK杯でダイスくん(村上大介さん)が躍動してから、
「やっぱファンはやめられへん」
と、息を吹き返しました。
そこへきて、真央ちゃんが復帰してくれて元気になり(笑)
やっぱり試合は全部見ています。
あるいは、録画しています。

今のところの感想です。
いま私は、ニコニコ動画でフィギュアを見ています(笑)

■羽生結弦さん
まだ始まったばかりですからね、未完成の作品という感じ。
でも、すごいプログラム構成ですよ!
特にフリーの陰陽師なんて完成したら、
オペラ座の怪人を上回る代表作になるんじゃ、って思います。
オペラ座の怪人は、鬼気迫る演技が印象的でした。
陰陽師も合ってますよね、彼に。
最初、和モノってどうなんだろ、と思っていましたが反省します。
まだまだこれから完成度を上げていく余地はあると思いました。
ジャンプだけじゃなく、表現面でも。
(カナダ大会では、いつもの彼らしくなく、少々荒っぽい感じもしました)
技術面でいろいろ詰め込みすぎて表現が雑になった、
という意見もあるでしょうが…
多分、ストイックなゆづるくんなら両方底上げしそうですし(笑)
彼については、なぜか絶対的な安心があります。
ファイナルも大丈夫だろうし、きっとファイナルで完成に近づき、
世界選手権で完成作を見せてくれる…なんて。

■浅田真央さん
正直、真央ちゃんファン10年ですが…
このまま引退してしまっても仕方ないと思っていました。
カムバック宣言してくれたとき、
「でも、崩れた真央ちゃんは見たくない」
とも思ってしまいました。ソチの悪夢が過ぎったんです。
ジャパンオープンのフリー演技は良かったけれど、
お祭り要素の強い大会ですから。
だから、中国杯でミスはあったものの優勝したときは、
本当に良かった!復活の兆し!と嬉しかったです。
3A(トリプルアクセル)が25歳にして安定しているのは凄まじい
あれだけ苦労していたのに、クリーンに着氷。
さらに高難度プログラムに挑戦。
もはやベテランの域になり、トップスケーターなのに、
技術を維持するどころか、さらに挑戦していくのが、
天性のファイターなんだなと思いました。
表現力については、休養前に比べて格段に上がった気がします。
挑戦どころか…レベルアップして戻ってきましたよ…!
試合勘が戻っていない感はありますが、
取り戻したとき、恐ろしい存在になりそうです。

■宇野昌磨さん
シニア1年目でこの風格…!すごいです!
そして大人びた演技をしていて、違和感がありませんでした。
ということは、彼の雰囲気と演技内容がマッチしている、
ということですね。
彼については技術面はもちろんトップクラスでしょうが、
全体的に丁寧に、でも堅さのないのが素晴らしい。
丁寧さを意識すると、どうしても流れが失われ、
堅さが目立つはずなのに、それがない。
また、新人なのに新人らしくない(笑)
本当はもうシニア3年目やろ、って思ってしまうくらいです。
そして遠目で見ると、あの高橋大輔さんに見えてしまう
彼に死角ってあるんでしょうか??
プログラム自体も、傍目には完成形に近いのかな?
と思うくらいの出来でした。
(ジャンプミスは当然修正してくるでしょうし)
え、もうコメントすることないやwww
「すごい」しか書くことがないんですもの。
今まで見た限り、男子選手で一番安定している気がします。

■本郷理華さん
来ました!来ました!ポストあっこちゃん(鈴木明子さん)!
長身に手足の長さがリンクに映えるんですが、
長身の宿命ともいえる猫背がどうも気になっていた…
が、今年姿勢が良くなっていましたね。
さらに、SPは先輩であるあっこちゃん振り付けで、
FSはミヤケン(宮本賢二さん)振り付け。
二人とも、情熱的な印象がありますので、期待していたら、
期待を超えるプログラムでした!
SP、FS共に、今年一番好きなプログラムです(私の中で)。
去年よりも格段に伸びやかに、しなやかになりました。
去年は伸び盛りのがむしゃらさが好きでしたが、
今年は自分のスタイルを見つけてきたかな、
という印象を受けました。
メイクも衣装も素敵でしたね。
ジャンプ構成も昨年よりレベルアップしました。
まだ伸ばせます。大丈夫!キミならできる!
まだ完成形じゃないのは分かるし、伸びしろありまくり。
楽しみですね!ファイナル行ってほしい!!

■村上大介さん
ダイスくんも来ましたねー!
元々才能のある選手なのに怪我で泣き、
不屈の精神で這い上がってきたキャロル先生の弟子。
得意の4サルコウだけじゃなく、スケーティングもステップも
なんだか去年よりも優雅に、余裕のある感じがしました。
そういえばキャロル先生の弟子には、
親友のゴールドちゃん、テン君もいるそうですが、
なんとなくキャロル門下って丁寧に演技するイメージが…。
晩成型なところは、町田樹くんを彷彿とさせます。
私は彼の表現力も好きなんですが、
なぜか演技構成点が低めに出ているように思います。
ジャッジは細かく見ているのか、それともこれから上がるのか。
(まあ演技構成点は、ジャッジの印象に左右される面もあり
トップクラスを維持さえすれば、自然に上がる傾向も…)
なので、徐々に演技構成点は上がっていくと思いますので、
やはり技術面で這い上がっていく必要がありそうです。
次年度以降の課題でしょうが、ジャンプ構成変更すれば、
彼なら楽々世界ランクも伸びまくりそうな気がします。
ファイナルで滑るダイス君を見てみたいですね!

■宮原知子さん
前から「これといった死角のない選手」と思っていました。
小柄なのでどうしてもジャンプが低く、そこの印象から
損をしているような面がありました。
回転不足を取られやすく、認定してもらえなかったり。
それ以外では、全ての面で高レベルだと思ったし、
いつも大崩れすることのない安定感のある選手なので、
「伸びしろはあまりないかもしれない。
今の技術をキープして勝負する選手かもしれない」
と思っていました。
ところがところが!
彼女は今年、表現力という新たな武器を身につけていました!
そう、昨年までは「すごいんだけど物足りない」という、
なんともモヤッとした部分がありましたが、
今年は気迫の伝わる、表現力が格段に上がっています。
それに見合った高得点も連発しています。
ジャンプもスピンもステップも、三拍子高レベルで
どこを修正せいっちゅーねん!と思っていましたが…。
ため息の出るような表現力になっていましたね。
全日本選手権で日本人同士の争い…うわ、めっちゃ楽しみ!

とりあえず、このあたりで終わります。
素人目の感想ですので、厳しいツッコミはご容赦を。