最近、とある利用者さんのモニタリング訪問時にお楽しみがある。
80代の女性で、病気としてはアルツハイマー型認知症およびうつ病。
とはいえ、物忘れについては生活には大きな支障はなく、うつといっても活気あり。
ただ、思い込みとこだわりが強く、気が済むまで誰彼構わず電話をかけまくる事がかつてはあったらしい。
今年6月に前ケアマネ退職にあたり私が引き継いでからは、精神的には割と安定していて私への電話攻撃はほとんど無い。
しかし、1人で過ごす時間に退屈していて、常に不満を訴える。
そして、退屈だからベッドで寝る時間が多い。
でも、これではいけないとご本人も思っている。
10月の訪問時、利用者さんが突然「俳句を作ったので聞いて下さい」と一句詠みだした。
寝てないで
出ておいでよと
セミが鳴く
上手いっ!
10月の句に季語がセミで合ってあるのかは分からんが、何だか良い!
80歳高齢女性の心と身体のせめぎ合いが良く詠めている。
私が夏井先生なら“才能あり”だ。
その句をワープロで打ってプリントアウトして11月に持参したところ、それはそれは喜んで下さった。
ケアマネに対する信頼get
今月の一句はというと
「もうヤダ」と
思えど心は 100%
言わんとするところは、午前ヘルパーさんに叱られた(と思い込んだ)けど、午後のケアマネモニタリングで笑ったので気持ちが上向きになった、という事らしい。
次月にプリントアウトして持参予定だが、100%を“100”にするか“百”にするかケアマネ悩む。