信頼できる人は、ある日突然にいなくなることがあるからこそ、逢えるときに想いを伝えきることが大切です。

今日は久しぶりに珈琲社中に行ったら、お店の常連で、カリスマバーテンダーとして有名だった人の訃報を聞きました。

戦後の激動の渋谷や銀座を生き抜いた『路上の知恵』に基づくアドバイスを、たくさんいただきました。

その方は『シェイクの腕が鈍った』と、数年前に突然にお店を閉めたのですが、最後の客が私と教え子さんでした。
そのときにいただいた助言は、心に刻んでいます。

『悩んだら動け!動けば世界が広がって解決策も見えて来る。』

『泣きたい時は泣け。だが、泣いている自分に酔うな。涙は世界をよりよく見るために流すものだ。』

『教育は品性の上にある。気高さを失うな。行列に並ぶような生き方をするなよ。多くの人が選ぶものには本物は存在しない。』

『すがすがしく生きろよ。その姿こそが生きた教材になる。』

数十年後に私も行きますので、また呑みましょう!
御冥福をお祈りいたします。