世の中において大切なのは、頭のよさではなく、「人間性」であり、人間性は、約束を守ることで輝いていきます。

それは、相手と交わした約束だけでなく、「志」や「目標」という形で自分自身と交わした約束を守ることです。

 

「神は細部に宿る」ということわざがあります。

その意味は、「人間の本質は、日常のクセや小さな行動にあらわれる」ということです。

 

人を傷つけるクセがあったり、小さな約束を破るクセがあったら、それは人を裏切る人間性が隠されているということでもあるんですよね。

 

逆に、人を大切にするクセを身につけ、小さな約束を大切にするクセを身につけ始めたら、自分自身も、そして、人間関係も変わります。

 

「自分自身の細部」が変われば、心も変わり始めます。

 

自分自身の変化は、いきなり変わるのではなく、小さく地道な変化の積み重ねです。

自分を変えるのは難しい行動ではなく、あたりまえと思っている行動をどれだけていねいに工夫して行うかです。

 

喜び喜ばれる人とは、「自分の憧れる人や理想像を持って、あたりまえのことをあたりまえ以上に行える人であり、日々行動を工夫して、日常に少しずつ変化をつけていく人」ですから。