宮大工の方から伺った話です。

「材木では45度に切った物を二つあわせても90度にはならない。わかるかい? 

45度どうしをあわせてなぜ90度にならないか・・・・一度でも材木を切った人ならわかる。

要するに机上の理論など、現場において磨かなければなんの意味もないということだよ。」

 

世の中では頭でっかちの人が多いです。

知っていることとやってみたことは絶対的に違います。

自分が語るのは、やってみたことに絞ったほうがいいです。

 

世の中で知ったかぶりをして、やってみてもいないことを偉そうにしゃべる人がいます

しかし、それはやってみた実践者から観ると一発で嘘が見抜けます。

なぜならば、やっていない人の言っていることは理論だけであり、実践における微調整というポイントが抜けていますから。

 

理屈者と実践者の違いは、実践の現場における微調整の大切さを言葉で表せる人なんですよね。

 

そして、実践者ほど理屈者に対して口を出しません。

笑って眺めているだけです

『理屈だけでわかったふりをして、偉そうにね。かわいそうな人だ。』と。

 

現場で微調整の大切さを実感し続けることは大切です。

神は細部に宿ります。

微調整の量稽古がいずれ自分をバランスよく調整してくれますね。