人は、いつまで生きるかは誰にもわかりませんし、どのような旅立ちかたをするかも、誰にもわかりません。

はっきりわかっていることは、人は出逢った瞬間に別れに向かって歩いていることです。

私自身も末期ガンの患者さんたちのカウンセリングを行って、たくさんの戦友達から学んだことがあります。
それは、「生きていること、ただそれだけに感謝できるようになったら人生に祝福される」ということです。

「どうありたいか」「何をしたいか」というのはもちろん大切ですが、生きていること自体に感謝できたとき、日常生活がたくさんの奇跡に包まれていることがわかります。

人の幸せは日常の当たり前と思う生活の中に隠されていることが多いです。
新型コロナで日常の当たり前の生活が奪われて、そのことに気づいた人も多いと思います。

日常の当たり前のことも自分自身が生きていることも、周りの人が支えてくれているおかげであると思い出せたときに、幸せを思い出せるのでしょうね。