いまの教師の求められているのは、「自分自身が生徒に『あの人のようになりたい』と思われる生き方をすること」だと思います。

 

そのためには、教師自身が哲学(美学・矜持)を持って新しいことに挑戦しながら生きる必要があります。 

教師自身が自分の人生で何を残したいかを考えながら生きないと、生徒への説得力に欠けますから。

 

自分が目の前の生徒の可能性をどうやって引き出すか、そのために語り合って良さを見つける観察力やその土台となる情熱が大切になっていきます。

 

そして、現在の教育現場はどういう人を育てたいかというイメージがないと感じます。

 

私はAIにできないこととして「見えないものを見る力を磨くために、問題発見能力を高めながら、自分で問いを立てて解決に向かえる人であり、解決のために人を巻き込みながら実行できる人」を育てたいと思っています。

 

教師は生徒に寄り添うファシリテーターとして、答えのない質問を生徒に投げかけながら、議論して意見をまとめる場所提供が大切です。

 

危機になったときに大切なのは、長期的視野・多面的発想・根本的な取り組みです。

 

いまこそ、教育を多面的・長期的・根本的に見直すべきです。

「どういう人をどうやって育てるのか」

このシンプルな問いに真剣に向き合う必要がありますね。