教育現場は「オンライン教育」についての議論が盛んですが、個人的な思いは「オンライン教育も大切だけれど、同時にやるべきは教育現場の引き算だ」と思います。
引き算しなくてオンライン教育という足し算をすると、ますます破綻して良い教員がいなくなりますよ、教育現場は。
「文部科学省の課長会見で潮目が変わったのでオンライン教育を普及させるチャンスだ」と浮き足立つ気持ちはわかりますが、引き算しながらやりましょう。(あの会見についてはここではコメントを控えます)
引き算を忘れて、浮き足だって新しい施策を拙速に導入して現場の多忙化が限界点を超えた失敗事例など、教育現場でやまほどあるでしょう。
今回は、明らかに時代にそぐわなくなったシステムや取り組みを、「引き算」でなくしていくことができる機会です。
それとともにオンライン教育の拡充をすることは必要ですが、ノルマ消化の教科指導に特化しすぎて、心に寄り添うことを軽視している現在のオンライン教育は、生徒に本当に届いているのですかね?
オンライン映像を作成することで自己満足に陥って、教材の本当の目的を見失っている人、多くないですか?(今回はあえて辛めの表現にしていますがそうしないと気づいてもらえませんから)
現在は通常業務から「部活動」が引き算されているのでなんとか教育現場はオンライン対応できていますが、部活再開したら心身を壊す人や退職する人が激増しますね。。
オンライン教育で浮き足立っている人たちにはそこが見えていないわけです。
さて、持ち場に戻ります。
追記:そんな自分自身はオンライン面談を最初にやって徐々に教科指導にシフトしているという感じです。「いまの不安」を減らさないと「未来の希望」を見つけることは難しいですよ。「未来」は「いま」の積み重ねなのですから。