自分自身が何かの結果を出せないときは、「努力の質が低いのでは?」という勘違いをしますが、努力の質は努力の量に比例します。 量が質を変え始めるのです。 だからこそ、最初はがむしゃらにやる時期が絶対に必要で、その中で「こうすればもっとうまくなるかも?」というのがわかってきます。 ただ、一つだけ裏技があって、自己流でがむしゃらにやるよりも、誰かに指導してもらいつつがむしゃらにやるほうが、はるかに効果的です。

努力の方法にもいくつかあって、大事なことは、「いろいろな場所で刺激を受けながら努力する」ということです。
私は原稿を書くときは自宅で書くことはまずありません。
いろいろな喫茶店をめぐったり、公園やホテルで書いています。
場所を変えることで、刺激が変わり、自分の頭の中のスイッチが変わります。

そして、いろいろな人に出逢ったり、いろいろな人の生き方を書いた本を本で、多様な人生を味わっています。
そうすることで、自分の考え方の幅が広がり、「正解は無限にある」というように柔軟になります。

たとえ話で言うならば、自分の目指す生き方をするために何かをやって挫折しても、ほかの何かがかならず見つかります。
横浜から東京に行くのに、東海道線が止まっても、東急線や地下鉄など、いろいろな行き方がありますよね?
人生も同じで、目指す行き方をするには、いくつも方法があるのですから。