人はどん底を見ることで、自分を変えようと想います。
人は不思議なもので、日常生活で忙しかったり、調子よく成功が続いたときは自分自身を観察することをしなくなります。
どんなに厳しく接しても、突き放しても、なぜかそのときは気づきません。
そして、その結果、大切なことを見失って、転落します。

そのときに、人は決意します。
「いまのままの自分ではダメだ! 自分を変えよう!!」と。
そのときにいろいろなことを思い出します。
「調子に乗っているときに、周りの人が厳しく接したり忠告してくれたのは、転落することを見越していたのか」と。

人は、自分自身のことが一番見えなくなります。
調子がいいときは過大評価して、調子が悪いときは過小評価します。
しかし、周りの人は冷静にあなたのことを見ています。
あなたの、いい状態や悪い状態のときをどちらも知っているからこそ、崩れかかったときは忠告するし、崩れているときは支えます。

周りの人の目を借りるのは、自分自身の状態を知る第一歩ですね。