夢や志があっても、途中でそれをさえぎるかのような困難に出逢うことは多いです。「天は乗り越えられない壁はつくらない」という言葉もありますが、実際にその壁に直面したら、とてもそう思うのは不可能にも思えます。

しかし、実は壁には2種類あります。 自分の器を広げるために乗り越える必要があるものと、道を間違えているがために目覚まし時計の役目を果たしてくれるものです。
では壁の種類をどのようにして見分けるかというと、「自分はは何のために生を受けたか?」と問い続けることです。「自分は何を望み、どうありたいのか?」と。

問い続けることで、最初は脳が反応し、次に心が反応し、最後に「脳でもなく心でもない何か」が反応して腑に落ちます。
私自身も何回か体感して、このことに気づきました。

これを私の大師匠(師匠の師匠)である山本空外先生はこう言いました。
「人間の値打ちは心の内の目的、何を目的で生きているかで決まる。他人が代わりに気づけないものが人間のうちにある。悩みの果てに自己に問い続け目的を思いだすことで、一人ひとりの心の底で一つになり、大自然のいのちが自分なりに全うしていくことができるようになる。人間はそのために生きている。」

志あるものがそれぞれ持ち場で目的を持って命を尽くすことで、目に見えないつながりが生まれて、満足感を得ることが出来ますね。

この記事は壁にぶつかっている「ある人」に向けて書いてみました。 自分に問い続けてみてくださいね。