フレンチ「アニュ」 広尾
東京都渋谷区広尾5-19-4 SR 広尾ビル 1F
TEL 03-5422-8851
営業時間 [月~日・祝]
11:30~13:30 L.O.(CLOSE 16:00)
18:00~21:00 L.O.(CLOSE 24:00)
定休日 火曜日
下野シェフが「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット」より独立されてから
ずっと気になっていた「アニュ」
シェフのファンだったこともあり、訪れるタイミングを見計らっていたのですが
今回は念願のディナー初訪問です(2010年夏訪問)
ナミュ、とってもわくわくドキドキして行って参りました~ きゃ
赤い色彩が印象的な絵が飾られていたのを知っていたので
ナミュもこの日のお洋服はボルドー色のドレスうふふ
ムニュー ドゥ コンパレゾン
1つの素材を2つのお料理で比較しながら頂けるコース
ワインはお料理に合わせたおまかせのグラスワインをお願いしました
ワイン:シャンパーニュ
Agrapart et Fils Blanc de Blancs
アグラパール・エ・フィス ブラン ド ブラン
3つの器に(右から)
1.ナスのバルサミコ
2.ハモのペーストにモロヘイヤのソース
3.トマト
ワイン:2008 ANDLAU RIESLING /MARC KREYDEWEISS
品種:リースリング
じゃがいものブランマンジェ 初夏の香り
ワイン:2007 マルサネ ブラン
品種:シャルドネ
─アユ─
ラタトゥイユのコンソメ 稚アユのフリットと共に
スモークしたアユのキッシュ 肝のソース
品種 マルサンヌ・ルーサンヌ
─オマールブルー─
冷製 ~オマールブ ルーのタルタル~
温製 ~オマールブルーメープル~
本日の鮮魚(鯛) モンサンミッシェル産ムール貝のナージュ
モンサンミッシェルの甘味とうまみにあるムール貝のお味に支えられて
美味しい
お魚もふんわりと火が入っていて、優しい。
ワイン:2001 VOLNAY
品種:ピノ・ノワール
お魚にヴォルネイ、結構行けますね
ナミュが選んだメインは
―鴨ー
マダムピュルゴーのシャラン鴨胸肉のロティ 白と赤のソース
下野シェフのマダムピュルゴーのシャラン鴨胸肉は久しぶりだったので
絶対はずしたくない一品でした
もちろん期待を裏切らない完璧な火入れ(キュイソン)
皮がパリっとして、肉汁が閉じ込められていてジューシー
赤のソースはビーツを使っているそうで、
ビーツの甘酸っぱさと鴨肉の鉄っぽさとの相性はナミュも大好き
きゅは
鴨肉 本日のアンプロヴィザシオン(フォアグラのテリーヌ)
ねっとりとしたフォアグラのテリーヌ
美味しいフォアグラは大好きなナミュです
鴨に合わせて出していただいた赤グラスは
ワイン:2000 SANIT-JOSEPH ROSE
品種:シラー
鴨というと、どうしてもブルゴーニュ赤をあわせたくなるナミュですが
サン・ジョセフ赤と鴨肉のマリアージュは今まで考えたこと無かった。
しかし、良質なローヌのシラーだと、意外と相性もいいんですね~。発見
勉強になりました
うふふ
もう一方のメイン
─仔牛─
カナダ産 乳飲み仔牛のロティ モリーユ茸のソース
一口頂きましたが、とても滑らかな繊維、ややミルキーな感じ。
仔牛ちゃんは主張が控えめですよね。
仔牛肉 本日のアンプロヴィザシオン(ほほ肉の煮込み)
いつも頂く牛ほほ肉の煮込みと違い、
あまり癖が無くて柔らかくて、優しく繊維がほどけます。
合わせて出していただいた赤グラスはボルドー系でした。
チーズも少しいただきました。
ウォッシュタイプ
エポワス
アフェデリス(アフィネ オ シャブリ)
シェーブル
モテアラ フォイユ
白カビ
カマンベール トリュフ
フレッシュ
自家製フレッシュチーズ、ラムレーズン
アヴァンデゼール
パッションのソルベ
まだ暑い季節だったので、パッションフルーツは爽快です
すっきり~。
ワイン:2000 ドワジー・ヴェドリーヌ (ソーテルヌ)
品種:セミヨン
ソーテルヌをこういうスリムで伸びやかなグラスで頂くのは初めてで
なぜか甘ったるさを感じにくい印象になり
余計美味しくいただけちゃったのは、ナミュだけでしょうか?
チーズにもデザートにもバッチリ
デザート
─桃─
フレッシュ桃とほうじ茶のジュレ
ガトー・オ・ペーシュ“ジュアン”
桃はナミュの大好きな果物で、デザートでも大好き
しかし最近、ほうじ茶をデザートに使うケースをたまにみかけますが
ナミュ的には、ちょっと独特の渋みが舌に残るところは
美味しいかというと・・・お好みがわかれるところかと思います。
しかし、食後にほうじ茶という日本的発想をお料理にいかしたいという
挑戦的な意欲は、素敵です
今後、どのようなお料理を作られるか新たな挑戦も楽しみです
食後の飲物 小菓子
今回、1つの食材を二つのお料理で・・・・
という新しい試みのコースを頂いて
いつもながらシェフの意欲がいっぱいつまったお料理の数々に
感動しました
時々、挑戦的過ぎるかなと思うところもありますが
コストパフォーマンスのよさを随所に感じるところも
フレンチを多くの方に楽しんでもらいたいという思いを(勝手に)感じますし
何よりシェフのお肉料理のキュイソンが大好きなので
また、必ず再訪したい大好きなレストランの1つです。
また、「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット」時代からの中村支配人の
フレンドリーでなおかつ、キチっとメリハリある緊張感が心地よく
いつも安心感がありました。
さらにアニュになってから、ディレクター・ソムリエとして
島本さんも加わり、「ザ・ジョージアン・クラブ」時代から、
お客様とじっくりと向きあう落ち着いた優雅な接客もアニュのサービスの幅を
広げているなあという印象を感じました。
(生意気なことを申し上げて、恐縮です)
また、ワインに関しては、シャンパーニュを一律低価格で沢山
揃えているところや、お料理に合わせて、
コストパフォーマンスの高いグラスワインをうまく選んでいるところは
ワイン好きなナミュとしても、新たなマリアージュの出会いを
沢山頂きました。
ふわあ
アニュワールド美味しく素敵な時間でした。
今日も
ご馳走様でした。