円通貨は農民が作る米ではなく、国家に発行権がある。
ゆえに、国家の財源を、通貨を作ることが禁止された国民から収奪する行為は大間違いである。

①国家の財源は国債(通貨の発行)で調達する。
②税の役目は格差是正や景気調整などの社会的な調整機能である。

よって、
財政策の手順は
《①先に財政支出する→②景気拡大する→③後で税で調整》
の流れになる。

社会保障の場合では、

①社会保障の安定財源は国債発行で調達し、先に財政支出を行う。
②財政支出により景気拡大(産業が活性化・賃金が上がる・格差が拡大)する。
③事後的に累進課税にて格差是正を行う。
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▶逆に、先に税収を収奪しようとすると、景気後退を招き、賃金が下がり、貧困が増えるだけである。
民間は通貨を発行できないから、先に税収を収奪された分だけ景気後退を招く。
よって、野田佳彦の主張《税と社会保障》は手順がアベコベである。