なんだかとっても今更なゲームな気がしますがまあ気にしないでくださいな。
魔法使いの夜通称まほよですが、前作というか代表作ともいえるFateと比べると戦闘シーンはとても少ないです。選択肢もオマケのミニゲームにしかないので、プレイ時間も15~20時間(とどっかのサイトに書いてあった)です。だからどちらかと言えばらっきょに近い……?
しかし、今回の目玉は何と言っても音楽とグラフィックです。それにこだわったからこそ発売をあんなに延期したのです。
「きのこ仕事しろ」「PK可のゲームできのこっぽいプレイヤー見つけたら狩りまくるお」「DDDマダー?」などの皆さんの(えげつない)応援が実ったためか無事まほよは延期から解放されたのです。
プレイしてみればわかると思いますが、音楽もグラフィックもとても綺麗です。どこかのインタビューで書いてあったのですが、エロなしなのにPCというハードを選んだ理由がPS2だとグラフィックが表現しきれないから(当時PS3はなかった)だそうです。PS3を持っていない身としてはうれしい判断なのですが、これからもPCで出してくださいお願いします。そしてCGモードを見ると気が付くのが、CGの数が少ないことです。(200枚くらいとのうわさ。差分含む?)
あれ、グラフィックに力を入れたんじゃ無かったんでしたっけ? と疑問に思うでしょうが、一枚一枚やたら綺麗なのと、ここで注目したいのが演出です。
あれ、あそこのCGなくね? なんてCGモードを眺めていると思うのですが、実はそれらは立ち絵の組み合わせなのです。プレイ中になんだかすんなりと内容が頭に入るなあなんて印象を持つと思うのですが、それは立ち絵とSEなどの組み合わせで半分アニメを見ているようなものだからなのです。……ああ、うまく言葉にできない自分の文章力が恨めしい。
内容の話をしましょうか。かなり昔からあった話らしく、草十郎は士郎と宗一郎を合わせたような感じで、青子は凜、有珠は翡翠とカレンを合わせたようなキャラだったりします。久万梨はゲームになる際に生まれたキャラクターだそうで、真のヒロインだとか。ゲームになる際というのは、まほよはかつて3冊だけすられた小説で、現存しているのは武内さんが持っている1冊だけだとかなんとか。
あらすじは、月姫で志貴にめがねを与えた壊すことに特化した最後の魔法使い蒼崎青子さんが魔法使いになるお話で、昔いたいけな少年に首輪をつけて飼っていたという真相に迫るお話です。最後の魔法使いの青子と魔法より魔法に近い魔女久遠寺有珠の2人が住んでいる久遠寺邸に山育ちには勝てなかったよことザ・山育ちの静希草十郎が住むことになり、3人の共同生活が始まる、なんてお話でありまして。なんだかとってもほのぼのと終始心温まる感じです。有珠さんかわいい。
選択肢がない今回のゲームですが、章の度に休憩というかteatimeが挟まります。アーカイブを見てみるとたまに本編以外の番外編やら章と章の間のお話やらが混じっていたりするので、本編を進めるか、そっちの話を読むかとかが選べるわけですね。
なぜなにプロイでは本編でめったにしゃべらない有珠が饒舌にしゃべったり(こっちが真の姿とは本人の談)クマを主人公としたかまいたちの夜的なミニゲーム?(かまいたちの夜やったことないので知らないのですが)
とにかく噂以上にまほよはあたりだと思います。2部3部がいつになるかはきのこ次第ですが。
そろそろ勉強に戻らなくては……。劇場版まどまぎの感想は、ネタバレ的にも公開が終わってからにしましょうか。そのころには感想忘れているかもしれませんが
ではでは