こんにちは、なむら(@michipokomichi)です。

 

訪問看護、利用始めてから6年以上になります。きっかけは子ども家庭支援センターでお世話になった方でした。育児関連のことは家庭支援センターで相談できるけど、それ以外の鬱症状のことで他に相談できるとこらがないか探してくださり保健所につながりました。そこから、訪問看護っていうシステムがあるよと教えてもらったのです。

 

訪問看護は主治医の指示書が必要なので、医者に話す必要がありました。それも保健所の保健師さんが進めてくれました。当時の私は本当に心身ともに疲れ切っていたので先導してやってくれるのはありがたかったです。同時期にヘルパーの利用も保健師さんから勧められて始めました。

 

初めてお会いした訪問看護ステーションの看護師さんは年上の方で物腰柔らかく優しいHさんでした。たまに見えるサッパリした性格が好きでした。よく、「育児ってうまくいかないですよねえ〜嫌になりますよね〜」などと話しました。でも私が落ち込んでるときは何も話さずにただ背中をさすってくれたりしました。

そんなHさんは3年ほど経つと、体調不良で退職することになりました。引き継ぎで担当してくれたのはSさんでした。私より多分若くて、明るくて楽しい人でした。こういう人は訪問看護に向いてるんだろうなっていう印象を受けました。

Sさんは同じ年頃の子どもがいるということで、子育ての話をよくしました。そのたびに「なむらさんは、よくやってて凄いですね〜」と言ってくれていました。ミチにも1度会ったことがあって(なんでだったか忘れました…コロナ禍の休園だったかな?)、親しみを込めて話してくれていました。

私の見た目変化に気がついてくれて、髪型を変えたとか、メイクをしてるとか、ネイルをしてるとか…そういうところをよく褒めてくれました。

 

そして、私が離婚して一人暮らしを始めてから変化が少しずつ訪れました。最初は少しの違和感からでした。でもその違和感は日に日に大きくなっていきました。

私の変化に気がつくのは変わらないのですが、部屋の中の変化にも気がついてお話しするようになりました。例えば、ラグが変わったとか、布団が変わったとか、ぬいぐるみが増えたとか。利用者の環境の変化を気にするのはお仕事として当然なのでしょうが、わざわざそれを私に言う必要あるのか?と思うようになりました。

週一で来てもらっていたので、今週の予定は…と話すときもカレンダーを一緒に覗き込まれて、いやちょっと踏み込みすぎては…と思ったりしました。

決定的だったのは、洗濯ハンガーに干してあったシリコンパックでした。「あれってどうやって使うんですか?」と聞かれて、使い方を説明すると「へぇ〜、すごい!さすがなむらさん、女子力高いですね!」と言われて、正直ゾッとしました。そんなところまで見てるの?と。1Rの狭い部屋ですから、部屋中を見渡せるのは仕方ありませんがそんなに見るものか?と思ってしまいました。

 

その日Sさんが帰った後、「もうやだ…」と、はっきりそう思いました。どうすればいい?担当を替えてもらえばいいのか?そもそも訪問看護って私に必要か?薬の管理はきちんと出来てるし他でしてもらうことってなんだ?お話しすることか?

とりあえずその日は冷静に判断できないなと思い、一旦落ち着いてみることにしました。

翌日、やっぱり嫌だなと思いました。まずこのことを誰かに相談しようと思い、保健所の保健師さんに電話してみました。運悪く、担当の方は終日外出とのことでした。その日は金曜日だったので、来週になってしまいます。土日でまた考えるか…となりました。今思えばここで精神科に受診すれば良かったなと思っています。(主治医が金曜しかいない)

 

そして月曜日、朝イチで保健所に電話しました。無事保健師さんはいたので事情を話しました。保健師さんはそれは辛い状態ですね…と前置きした上で「訪問看護は主治医の先生の指示で利用するものなので、私から利用しない方がいいとは言えないんです。でも担当の看護師さんを替えてもらうとか、あと間隔も週一でなくて2週間に1度にするとか、そういう提案はステーションにこちらから連絡するお手伝いはできますよ」と言ってくれました。お言葉に甘えてステーションに連絡してもらうことにしました。「どうなったかまたお電話しますね」と言われ、その電話を切りました。

これで何かが変わるだろうか…そう願いながら。Sさん、悪い人じゃないんだけどな…でもちょっと距離が近すぎるしなんか嫌なんだよな…。ご本人は私にとって貴重な子育て仲間なのにな…残念だな…と思いながら、ふと気がつきました。

 

Sさんは、義実家と同居してて、子どもが3人いて、仕事していて、私は羨ましかったのかもしれない。私も義母と仲良くしたかったし(義父は亡くなってるため)、子どもは2人欲しかった。仕事だって続けたかった。

私が欲しいものを持っているSさんに、嫉妬していたのかもしれない。そう思いました。その嫉妬が違和感になり、嫌悪感になってしまったのかもしれません。

それに気がついたら急に自分が嫌になりました。勝手に嫉妬して、嫌になって、拒否するなんて、なんて自分勝手なのでしょうか。こんな自分が居たんだと知りました。いや、もちろん私の知らない面でSさんもきっと苦労を沢山しているはずです。それでも私は自分のことしか考えずに勝手に嫉妬してしまったんです。恥ずかしい、情けないです。その気持ちはしばらく私の心の中に存在して、時折り揺さぶりました。

 

その出来事があったのはクリスマス後のことなので、年末年始も挟まり、結局解決したのは1月入って3連休明けの頃でした。毎週あった訪問看護ですが、3週間お休みという形になったので、私には毎週必要ないのだろうかとも思いましたが今回は例外です。引き続き週一の利用にすることにしました。

新しい担当の看護師さんはKさん。10くらいは年上そうな女性でした。先日初回の顔合わせがありました。これからですが、上手く関係を築けていけたらいいなと思っています。

 

 


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