こんにちは、なむら(@michipokomichi)です。

 

転院したタイミングで勧められていた入院ですが、とうとうする時が来ました。

結果として、40日間の入院でした。前回は自殺未遂からの措置入院だったのに対し、今回は薬の調整のための任意入院なので前向きでした。

 

どうして決断したのかと言いますと、まず2月を最後に生理が止まりました。これはまあ、薬のせいだろうなとあまり深刻に考えていませんでした。訪問看護さんに話しても「そんなすぐ病院行かなくてもいいんじゃない?」と言われたので、生理が来なくても快適なだけだしいいかと思ってました。

そのまま生理が来ない状態で、市から健診の案内が来ました。40歳以上の一般健診というものです。加えて、さまざまながん検診のクーポンもついていました。大腸がんは通ってる消化器内科で済ませてましたし、肺のレントゲンもそのとき撮っていたので肺がん検診もやらなくていいかな。子宮頸がん検診も通ってる婦人科があったので、そういえばしばらく乳がん検診やってないな…そんなわけで今回は一般健診+乳がん検診で申し込みました。

 

で、当日。

一般健診は何も問題なくスムーズに終わり最後に乳がん検診です。マンモグラフィ。看護師さんがお胸をセットしてくれて、「じゃ、いきますねー」と潰れた瞬間に、プシャーッと乳汁が出ました。見事に出ました。慌てる看護師さん。「えっ、授乳中…じゃないんですよね??」機械を拭き拭きしながら反対のお胸をセット。またしてもプシャーッ。

自分が乳汁が出ることは知ってましたが、圧迫するとこんなに出るとは私も思わず。精神科の壁のポスターにで『こんなことがあったら医師に相談してください』の項目に、確かに<乳汁が出る>はありましたが、「どうせ薬の副作用なんでしょ」と思っていたので深く考えていませんでした。

次の医者の問診ではお胸の触診もありました。しこりはないとのことでしたが、やはり乳汁の件があるので婦人科の受診を勧められました。その時点で5月です。

 

結果の用紙が届いてすぐ、かかりつけの婦人科に受診しました。

「なむらさんは精神科の薬を飲んでるので…そのせいだと思うんですよねぇ。生理が来ないとか乳汁が出るとか、精神科の薬と天秤をかけるとどちらが重要かって…精神科ですよね。生理が来なくても最悪死にませんので。」

私も全く同感でした。婦人科の先生は「念のため血液検査しときますかー」という感じで採血をして、1週間後に結果を聞きにまた受診しました。すると、乳汁を分泌させるプロラクチンというホルモン値が、正常の100倍以上でした。授乳中と同じ状態です。先生は、

「おそらく精神科の薬の影響の、薬剤性だとは思うんですけど、万が一があってはいけないので脳下垂という所のCTを撮ってきてください」

脳に腫瘍があってもプロラクチンは上がるそうです。紹介状をもらって、先生お勧めの脳外科病院に行くことになりました。

 

今度は脳外科です。忙しくなってきました。

なるべく早く行って欲しいと言うので、予定もないので翌日行くことにしました。その日のうちに脳外科には電話して、予約制ではないことを確認して受診しました。すると、受付で紹介状を開いた方が「事前にお電話ってもらってますか?」と聞かれたので、「予約制じゃないことは確認しました」と答えました。どう見ても様子がおかしいです。受付内で確認し合い、「ちょっと看護師に確認するのでお待ちいただいてもいいですか?」と受付の横にある椅子に案内されました。どいうことだ…と不安になっていると、先ほどの受付の方と看護師さんがやってきました。

「なむらさん、今日紹介状持ってきてもらったんですけど…脳下垂ですよね。専門の先生が今日はいなくて…正しい診断をするためにもその先生がいる日にもう一度来てもらえませんか?」

ええーーー!!!!

電車とバス乗り継いで来たのに!?!?

今日できる検査やるだけやってもいいんですけど…どうしますか?と言われましたが、知ってます。その先生がいる日に来て欲しいんでしょ、知ってる。私も医療従事者だったからその辺のこと分かる…。

ということで後日出直しました…。

 

改めて専門の先生のいる日に受診しました。血液検査をして、CT検査です。初めてのCT検査はよく話で聞くようにヘッドフォンをして機械の中に入っていきました。最初はワクワクしていましたが、時間が経つにつれて飽きてきて「まだかなー」と思っていた頃に終わりました。

結果は腫瘍はなし、でした。

 

しかし先生には引っかかることがあるようで、

「なむらさん、たくさん薬飲んでるけど本当にうつだけなの?僕専門じゃないけど、いろんな病気の薬飲んでるよ?これ減らせないの?」

と…。薬の副作用に対して薬で抑えて…の繰り返しですのでまぁそうですね。そのとき精神科では眠剤入れて8種類の薬を処方されてました。

「薬の調整するには外来じゃ難しいから入院をって言われてまして…」事情を話すと「そんなに大事になっちゃうの?!」と言われました。その日はそれで終わり、1週間後採血の結果を聞きに行くことになりました。

 

その間、私も考えました。脳腫瘍はなかったものの、プロラクチンは高いと骨粗しょう症になりやすかったりするそうです。今の状態で骨折なんてしたら、間違いなく死にたくなるだろうなぁ…。元々長生きするつもりはありませんが、どうしようかなぁ、入院かぁ。薬は現状で体調不良にはなってないけど、変えた方がいいのかなぁ。入院になってミチに会う頻度がさらに減るのが嫌だなぁ。ミチはなんて言うかなぁなど、いろんなことを考えました。

 

そして1週間後、結果を聞きにいきました。

まぁ、婦人科の時と同じです。高い。これに対してプロラクチンを下げる薬を週に1度4回飲んでみる、と言うことになりました。それで下がれば薬剤性だということが判明します。ただ、精神科の薬を飲んでる以上こちらの薬も飲み続けなければなりません。いたちごっこです。

脳外科の先生は、薬を変えてもらえないか手紙を書くから、それを次の受診の時に精神科の先生に渡してと言いました。精神科にはちょうどその週に受診する予定だったので、すぐ持って行くことができました。

 

精神科の先生は手紙を読むと「そうか…どうしようか、入院する?」と聞いてきました。私は、「はい」と返事をしました。これ以上先延ばしにしても仕方ありません。色んなことが重なったタイミングでした。9月の出来事です。

そこからは提携している精神科の病院と連絡を取ってもらって、入院日の調整が始まりました。帰りの受付で、向こうの病院のケースワーカーさんから連絡が私の携帯電話にくると言うのでその日は帰りました。

 

その日のうちに電話は来ました。週明け、4日後の日程となり必要なものを口頭で教えてもらい揃えました。そして諭吉に連絡しました。前もって入院することになると思うと伝えていたので、諭吉も冷静でした。あとはミチに話すだけです。直接話したいので、休日に家に行くことにしました。

ミチは

「えー?!どのくらい?手術する??」

驚いて質問を沢山してきました。私は落ち着いて、ママの病気は手術はしないこと、期間は長くても3ヶ月なこと、薬を沢山変えると身体がびっくりしちゃって動けなくなったりするからそのために入院が必要なことと、なるべくミチに分かりやすく話しました。

「クリスマスは一緒にいれる?」と聞かれたので、それはさすがに大丈夫だよと答えました。「じゃぁ待ってるね!」と笑顔で言うミチに少し寂しさと、頼もしさを感じました。

 

さて、長くなりました。

次回入院生活編です。

 

 

 


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