ストラビンスキー 火の鳥 ピアノ版 | 徒然名夢子

徒然名夢子

日々此々と過ごしけるに
東に音楽の美しきを聴けば、其処何処に赴き
西に優れたる書物のあると聞けば、其処何処に赴き
其処においても何処においても
心楽しからむことのみを願い生きることは
我の本心にほかならず

イーゴリ・ストラビンスキーがミハエル・フォーキン台本のバレエ「火の鳥」の主に1幕2場のバレエ音楽を「火の鳥」と呼ぶ。1910年パリのオペラ座でピエルネ指揮により初演。日本では1971年に小澤征爾指揮、日本フィルハーモニー交響楽団、ノラ・ケイと小牧正英らのバレエで全編が演じられた。

 

音楽「火の鳥」は前衛性を望ながら、クラシック音楽の枠を越えて、台本の持つロシア民話性をも描き出すという、離れ業の楽曲となっている。オーケストラの楽曲としても難曲であるが、これを1台のピアノに編曲したヴァージョンがあり、それが下の動画だ。

 

 

バレエなどの楽曲の場合、古くからオーケストラバージョンとともにピアノバージョンが一緒に作曲されることが多かった。というのも舞台練習でオーケストラをいきなり使うわけには行かず、バレエやオペラなどでは演者の反復練習のためにピアノが伴奏するのだ。

 

「火の鳥」のピアノバージョンについては、あるだろうと思って、演奏も少し聴いたことがあったのだが、実際にピアノ楽譜を目にしたのは最近だ。上下の楽曲は、グイード・アゴスティによる編曲で2009年にインターネット上で出版された。演奏者は上下ともに、フランチェスコ・ピエモンテッシ。原曲の巨大なスケール感を活かしたまま、超絶技巧的な楽曲に編曲されている。