あるプロジェクトのレッスンの間、ラウンジでほかのチューターやその場にいたゲストとの間で、「音楽の美しさとは何か?」という議論をした。いろいろなことを皆思いつく限り話をしていたが、覚えているのは次の単語。
・様式(または形式)、さらに様式の完成度
・修飾、これは多すぎてもダメ、少なすぎてもダメ、適度な量
・音色(音彩)、濁ってもいいし、クリアでもいい、そのバランス
・和声(ハーモニクス)、それ自身または和声変化による動的性(ダイナミズム)
・演奏者、演奏者が醸し出す演奏空間演出、視覚と聴覚の共感性
・無音、日本的にいえば間、タイミングと無音時間のバランス
・リズム、日本的にいえば間の反対の拍の部分、演奏される音楽へ動的性を与える
ここまではいたって普通に学ぶところだが、
・自国の民謡(ローカル・フォークミュージック)との比較
という人も多かった。当然ながら、生まれ育った環境の音楽は体に染みついて、特にリズム感については、日本人が外国音楽のリズムを習得するのには時間がかかる。
この議論はコミュニケーションを円滑にするため、お互いのキャラクターを知るために行われたものなので、芸術論そのものを議論する内容ではないが、30分程度だったけれど面白かった。