葬儀社主婦なむ子です。



今日は初めて「縁/えん(チワワ)」の爪切りに


行ってきました肉球


生後3か月半の仔チワワですが


爪だけはいっちょ前に伸びてきまして


あんまり伸ばすと、爪の中の血管まで伸びてきて


結果今度は血管を傷つけないと短くできなくなる恐れがあると


聞いたので、、、。


お馴染みのペット美容室


「ふわり」さん へ行ってきました。


ここは、「南無/なむ(M.シュナウザー)」を


最初からお願いしている美容室なんですよ。


お姉さんと、お母さんが切り盛りしているアットホームなお店です。


南無なむな日々・・・


お手々美人になりましたドキドキ


でも肉球の間からボーボーの毛が、、、(;^_^A





さて。


前回の人情1 の続きです。



若いころに故郷を離れ


慣れない土地で揉まれ揉まれ


各地を転々とするような生き方をしてきて、



家族も持たず


腰を落ちつけられる家も持たず


年老いた両親にすら音信不通で


渡り職人のような人生を送る、、、



そんな生き方をしてきた方の最期は


多分寂しいものなのかもしれない、、、と


想像されるでしょう。



その方にも


きっと故郷に、帰りたくても帰れない


事情があったのでしょう。


もう先は長くないと発覚してから


数十年ぶりに、故郷の家族のもとへ連絡があったそうです。


駆けつけるにも、飛行機を使わなければならないほどの遠方で


もはや転院もままならないほどの状態でした。



ご逝去された夜。


お迎えに伺ったなむ子たちが見たものは


最期を看取ったという10名近い仲間の姿でした。


深夜にも関わらず最期の臨終の時を


まるで家族のように見送られたと聞きました。



高齢の親御さんに長時間の旅は無理だということで


故人のごきょうだいが、翌日駆けつけてこられました。


当初は火葬だけして、お骨を故郷へ持って帰り


そのあとどうするか考える、ということだったのですが、


故人が働いていた会社の社長さんが


「それじゃ、あまりにも寂しすぎるよ。


葬儀費用は俺がなんとかするから、みんなで送ってあげよう!」


とおっしゃいました。


危ないと聞かされたときから


お金をかき集めて準備されていたそうなんです。


故人やごきょうだいの抱えるさまざまな事情を汲んで


社長さんが決断したことでした。



もちろん用意された金額だけ見れば


どこかの葬儀社の「火葬プラン」にも満たない額です。


でも、わたしたちはその心意気に打たれました(゚ーÅ)



葬儀社としては何度目かになる


葬儀費用+手出し=赤字、覚悟の葬儀を決行。



お花屋さんにも協力してもらい


故人の人生が、みんなの心の箪笥に納められるように


その人らしいお葬式ができたと思います。



何よりその社長さんの、人を思う気持ちが、、、


まさに「人情」ですよね~。


最近は


「義理人情で来られるのが嫌だから


葬儀はお知らせしません!」


って方も増えていますけどね、


お葬式って


本来は「義理」と「人情」が基本にあるんじゃないかしら、


と思えるようなお式でした。



「義理」って言葉、


『社会生活上、立場上、他人に何かしてあげなければならないこと』


とは限らないんですよ。


人が人として生きるための道理、正義、そんなものが


「義理」なんだと思います。


今まで一緒に仕事をしてきた仲間だから


みんなでできる限りのことをして送ってあげようという


そんな「義理人情」に触れた体験でした。



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