ほんがんみょうごうしょうじょうごう
本願名號正定業（本願名号正定業）
本願…迷える全ての人々を救わねば、仏にならぬと誓った阿弥陀仏の根本の誓願（第18願）
名號（号）…「南無阿弥陀仏」の六文字のこと。
正定…正定聚（仏になることが）定まった者の聚り。（あつまり。）
業…働き、力。
※正定業…正しく人々の浄土往生が決定する業因（行い）。
ししんしんぎょうがんにいん
至心信樂願爲因（至心信楽願為因）
至心信樂…阿弥陀仏の第十八願の事。
爲…〜になる。〜にする。
因…〜による。基になる。
じょうとうがくしょうだいねはん
成等覺證大涅槃（成等学証大涅槃）
等覺… 正定聚の位。
涅槃…全ての煩悩を滅したさとりの境地。貪り、怒り、迷いの心を滅し、生死の苦を超えた境地。
ひッしめッどがんじょうじゅ
必至滅度願成就
必至滅度願…第十一願の事。浄土往生した者に、必ずさとりを得させるという誓い。
一つひとつの言葉の意味を繋げると…
本願名號正定業（ほんがんみょうごうしょうじょうごう）
本願の名号（南無阿弥陀仏）は、全ての人々が間違いなく往生する為の行いであり
至心信樂願爲因（ししんしんぎょうがんにいん）
第18願が基となっている。
成等覺證大涅槃（じょうとうがくしょうだいねはん）
正定聚の位につき、浄土に往生してさとりを開く事が出来るのは、
必至滅度願成就（ひッしめツどがんじょうじゅ）
第十一願が成就されたことによる。
私なりにまとめた意味は…
「仏様の願いは『南無阿弥陀仏』という言葉になって私たちを導いて下さいます。それは、『どんな人も心から信じ、南無阿弥陀と称え、浄土に往生して仏になっていくようにさせたい。』という誓いがあるからです。私たちもまた、仏様と同じように目覚めることができるのです。なぜなら、浄土往生した者には必ずさとりを得させると仏様が誓われているからです。」
これから先、もっといろんな本を読んで勉強したら解釈が変わるかもですが…これが今の私の精一杯です。