ふほうむりょうむへんこう

普放無量無邊光

あまねく。全てに渡って広く。

放つ。

無量(光)永遠に無限の恵をもたらす光明。

邊光届かぬ所のない光明。


むげむたいこうえんのう

無碍無對光炎王

無碍(光) 何ものにも妨げられない光明。

無對光他に比べようもない優れた光明。

炎王(光)…太陽をも超えるような光明。


しょうじょうかんぎちえこう

清淨歡喜智慧光

清淨(光)罪垢を洗い流す光明。

歡喜(光)憎しみの心を滅する光明。

智慧光…迷いの心を滅する光明。


ふだんなんしむしょうこう

不断難思無稱光

不断(光)途切れる事なく、絶えず照らす光明。

難思(光) 思い計る事の出来ない光明。

無稱光…言葉では表現尽くせない光明。


ちょうにちがッこうしょうじんせ

超日月光照塵刹

超日月光日や月の輝きをも超えた光明。

 照らす。

塵刹…塵のような小さな世界。


いっさいぐんじょうむこうしょう

一切群生蒙光照

一切べての。

群生 いのちあるもの。

蒙光照…12光仏のお徳、働き、阿弥陀様の光に照らされている。



一つひとつの言葉の意味を繋げると…


普放無量無邊光(ふほうむりょうむへんこう)

(宝蔵菩薩は本願を成就して阿弥陀仏となり)永遠に無限の恵をもたらす光、届かぬ所のない光、

無碍無對光炎王(むげむたいこうえんのう) 

何ものにも妨げられない光、比べようもない光、太陽をも超えるような光、

清淨歡喜智慧光(しょうじょうかんぎちえこう)

罪を洗い流し、憎しみを滅し、迷いの心を滅する智慧の光、

不断難思無稱光(ふだんなんしむしょうこう)

途切れる事のない光、思い計る事の出来ない光、言葉では言い尽くせない光、

超日月光照塵刹(ちょうにちがッこうしょうじんせ)

日や月の輝きをも超える光を全てに渡って広く照らし、塵のような小さな国々までその光は届きます。

一切群生蒙光照(いっさいぐんじょうむこうしょう) 

全ての生きとし生けるものは、阿弥陀様の12光仏の働きにより、今も照らされているのです。



私なりにまとめた意味は…


「法蔵菩薩は誓願を成就して阿弥陀仏となりました。阿弥陀仏は12光仏のお徳の働き、『永遠に無限の恵をもたらす光、どんな所にも届く光、何にも遮られない光、他とは比べようもない光、太陽よりも眩しく輝く光、清らかな光、憎しみの心をとかしてくれる光、迷う心を導いてくれる光、いつまでも照らしてくれる光、思い計ることの出来ない光、言葉では表現できない光、日の光や月の光よりも明るく照らしてくれる光』それらの光によって、今この時もどんな小さな世界にも届き、全ての命を照らしてくださっています。


これから先、もっといろんな本を読んで勉強したら解釈が変わるかもですが…これが今の私の精一杯です。